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まちづくり情報 6号 ページ2
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 □四丁目町内会―町内でまちづくり研究会を

 四丁目にも商業者以外に生活者がいる。開発していく上でこの人達が便利で生活しやすいことが大前提である。この人達の合意形成なしに進めていくことは難しい。過去にも様々な計画があったが、すべて頓挫した。それらの原因を考えながら、この会をたたき台にして町内で話しをしていきたい。
 この会議以前に町内での話し合いがあったら良かったかもしれない。まちづくりの研究会が効果的かもしれない。四丁目には大きな地権者がいるが、この人達にもまちづくり研究会を通して計画の状況などを知らせていかなくてはならない。
 今の商店街には、個店で努力している店が少ない。どんなに良い計画でも、努力する店が少なければ商店街全体の活気は戻せない。
 仮にパティオなどを作るにしても、商業部分、駐車部分、居住部分を考えるとかなりの面積が必要で総合的に構想を練る必要があり、それをまとめるリーダーが必要となる。そのリーダーを行政や商工会議所が支援していくのが成功する秘訣だと思う。
 □一丁目町内会―商店街を超えた運動を

 一丁目は病院など、住むために必要な施設が揃っており、住環境の良さを生かす方向でまちづくりを進めていくとよいのではないだろうか。例えば、中央商店街周辺を商業集積地にし、一丁目を住宅地にするなど、一丁目から八丁目までが組んでミニタウンの形をとるというやり方もよいのではないか。
 まちづくりについての勉強会をするにあたっては、「住みよい一丁目を作る会」など、商業者以外の住民も参加しやすい形のものを作ることが第一歩であり、そのためには今回の動きを広く住民に認知してもらうことが必要である。
 □三丁目町内会―「夢を描く会」を作ろう

 昔の三丁目はもっと賑わっていた。そして、住んでいる人々の活気にあふれ、互いに支え合い、そのことに自信を持っていた。賑わいのある三丁目が復活できればと思う。まちにはそれぞれ歴史があり、それを生かしたまちにしたい。 
 本計画の理解は十分ではない。2回目の説明会の前にあらかじめ情報伝達方法などを工夫して事前に概要を知らしめる配慮が欲しかった。 
 「夢を描く会」を作っていきたい。仮に、話しがまとまった時、計画実現のためにはお金がかかると思うが、費用の援助はどれくらいになるのか。

  市商振連:住民の合意形成のための各個人への意向調査については市商振連がやる。平成13年度中に町内単位、またはもう少し小さいグループで何回か話し合いを持ち、夢を語り合う場を持ってほしい。町内会の範囲だけでなく、学生、一般市民を交えた会合に徐々に広げていけば、まちづくりへの有効な方向性ができてくると思う。さらにその時点でコンサルタントを投入し、具体的な計画へと進めていけば、地元住民関係者の意見を生かしたまちづくりが可能となる。
 □二丁目町内会―もっと輪を広げるには
 二丁目は最近アパートが増えた。住民人口が増えることで商店もまた少しずつ増えてくるのではないか期待している。昔から職人の多く住む町だったことや今は医院が多いことを生かした住宅環境づくりが効果的かもしれない。定住者人口を増やし、高齢者世代にあった特徴的なこぢんまりとしたまちづくりから始めてはどうか。
 一丁目のような中通り(パサージュ)などのアイデアもあったが、話しを進める良い機会がなかった。今回のような懇談会はまちづくりを考えるせっかくの機会なのに集まりが悪い。二丁目関係者に高齢者や商業者以外の住民が多く、まちづくりへの意識が弱いこともあるかもしれないが、集め方が悪いのではないか。

  市商振連:市が発表した本基本計画は自分の土地を何とかしたいと思っている人達に非常に有利なものであることから、市商振連ではそれをお知らせするために、まちづくり懇談会なるものを設定したものだった。しかし、計画そのものは商振連が音頭をとって進めるものではなく、必要性を感じた街区関係者が集まって計画を作っていくものである。
 各町内会長の方々には開催にご尽力いただき本当にありがとうございました。出席者は各町内で一割程度の出席者でしたが、街区の商業関係者以外の方々からも出席いただけたことは、大きな収穫でした。
 春先に開催される町内会総会で、本計画に関しての説明を希望する町内が多数ありました。さらに、平成13年度は各街区毎の関係者による話し合いが繰り返し行われていくことが確認されました。
 更に多くの住民や地権者の方々に理解を得る工夫をしていきたいと考えています。