〔2002年2月12日(火)、県南新聞より〕 ◇百円ショップ「生活良品館」旧松木屋ビル一階に出店◇現在「とわだまちの駅」としてチャレンジショップが営業している、旧十和田松木屋ビルに大手「百円ショップ」の出店が決まり、3月21日にオープンすることになった。同ビル一階に出店するのは株式会社山洋エージェンシー(岐阜県大垣市,河合宏光社長)で、百円ショップでは「タイソー」に次ぐ業界売上げ第二位の大手チェーン。 売り場面積は一階フロアの中の約560平方メートル(約170坪)を使用する。 |
〔2002年1月30日(水) 、県南新聞より〕
◇移転するサンデー跡にもマックスバリュが出店 ◇マックスバリュ東北株式会社(原田昭彦社長・秋田市)は 1月22日、十和田商工会議所に対し、市内に三店目の大規模小売店舗 新設計画を提出した。同社が示した計画概要書によると、新設場所は東四番町のサンデー十和田店。 サンデーはマックスバリュ、ユニクロと共に同市相坂小林地区に 「十和田南ショッピングセンター」の出店を計画しており、跡地の動向が 注目されていた。 新店舗の名称は「マックスバリュ十和田東店」。敷地面積は4,983?u(1,510坪) 、店舗は鉄骨1階、面積は1,435?u(435坪)、建築面積は2,081?u(630坪)。 来店者専用の駐車場は72台。地域密着型スーパーマーケットで24時間営業。 着工は今年7月24日を予定しており、開店予定日は同年10月19日。 この十和田東店で年間約9億円の売り上げを見込んでいる。 サンデー、マックスバリュ、ユニクロの十和田南ショッピングセンターの 売り上げは年間約30億円。ここでのマックスバリュの売上目標は約14億円。 マックスバリュ東北(株)は昭和47年12月設立、資本金は13年2月現在3億3,500万円。 従業員は社員455人、1日8時間換算のフレックス社員数は1,270人。 十和田東店の説明会は4月18日を予定している。場所は新聞広告、折り込みチラシで周知を図る。 ここにきてマックスバリュは、亀屋北園店、相坂の十和田南ショッピングセンター、そして サンデー十和田店の場所と一気に三店舗を構えることになった。 |
〔2002年1月5日(土)、河北新報に下記のように掲載されました〕 ◇亀屋みなみから営業引き継ぎ マックスバリュ◇経営破たんした亀屋みなみチェーン(本社青森市)のスーパー 13店舗の営業譲渡を受ける「マックスバリュ東北」(秋田市) は4日、野辺地店の17日を皮切りに、7店舗を順次開店させる と発表した。また、むつ市のむつ中央店を新たに引き受ける考え を示した。 マックスバリュは昨年12月25日、初の譲渡となった城北店 (弘前市)をオープンさせている。 野辺地店以外に新たに開店するのは、19日に五戸店と北園店 (十和田市)、23日に松島店(五所川原市)、25日に幸畑店、 大野店(ともに青森市)、2月8日に浪打店(青森市)。 7店の合計年商は72億円。従業員390人は全員亀屋から引 き継いだ。このほかの5店のオープンは2月下旬以降になる。新 たに引き受けが検討されているむつ中央店については、3月ごろ のオープンを目指す。 |
〔2001年8月9日(木)、Web東奥・ニュースに下記のように掲載されました〕 ◇十和田市で来年夏にSCオープン◇県内を中心にホームセンターを展開している「サンデー」(本社八戸市)は八日、秋田、山形両県に食品スーパーを経営する「マックスバリュ東北」(本社秋田市)と共同で、十和田市相坂小林の国道4号沿いに「十和田南ショッピングセンター(SC)」を新設することを明らかにした。来年夏のオープンを目指す。同センターには「サンデー」「マックスバリュ」両店のほか、ファミリーレストラン「すかいらーく」グループの低価格レストラン「ガスト」の出店が決まっている。 ショッピングセンターの新設は、オープンから二十年以上経過している同市東四番町の「サンデー十和田店」の移転新築に伴うもので、すでに昨年末に地主と賃貸借契約を済ませているという。 敷地面積は約二万七千平方メートル。出店する「サンデー」「マックスバリュ」は鉄骨平屋建てで、延べ床面積はそれぞれ約四八百二十平方メートルと約三千三百五十平方メートル。このほか、全国で展開しているカジュアル衣料の専門店が出店する予定だ。 サンデー本社の吉田昌二専務は「十和田市の顧客は周辺市町村に持っていかれている。ショッピングセンターは市活性化の一因になるのでは」と分析。パートやアルバイトは、同市を中心に雇用するという。 |
〔2001年7月27日(金)、Web東奥・ニュースに下記のように掲載されました〕 ◇十和田、揺れる中心街活性化計画◇大手スーパー「ジャスコ」(本社千葉市)が十和田市への出店を計画している。郊外型ショッピングセンター(SC)を全国展開してきた同社としても前例のない中心市街地への進出であり、地元の活性化計画に協力する姿勢もみせている。同社が二十年前に出店計画を持ちかけた時、断固拒否の姿勢を貫いた商業者たちだが「中心街衰退に歯止めをかけるラストチャンス。受け入れるべき」「ジャスコが本当に地元と同じ視点で街づくりを進めるのか。見極めないと“街壊し”になる」という二つの思いに揺れ動いている。ジャスコ側は今回、
同社SC開発本部の鈴木伸一・東北開発部副参事は「既に区画整理された土地なので、郊外出店のように面積の微調整は難しい。ただ今回は『ぜひ来てほしい』という地元の熱意を感じる」と意欲を語る。 二十年前、商店主たちは平日に店のシャッターを一斉に下ろし「ジャスコ絶対反対」の意思を示した。しかし、その後も商店街衰退に歯止めはかからず、大型店「松木屋」閉店後の空きビルへの出店を、十和田商工会議所が県内外の百貨店・スーパーに打診したが、ことごとく断られた苦い経験を持つ。 ある商店主は「中心地に集客力のある大型店が必要だと痛感した。暮らしやすい街づくりには、商店主の都合だけでなく、買い物の場を求める生活者の視点も大切だという意識は高い」と打ち明ける。 「市が策定した中心市街地活性化基本計画には、具体的なハコモノが描かれていない。大型店にすれば『実現には自分たちの力が必要』と踏んでいるのでは」と分析するのはある商工関係者。ジャスコ出店が、全国の中心街活性化モデルケースとなるかも−との期待は水面下で高まっている。 しかし一方で、「今まで自分たちだけの“ジャスコ街”を全国につくってきた同社が、本当に地元商店主と同じ土俵に立ち、十和田の街づくりのため汗をかく覚悟があるのか」「既存の商店撤去に伴う権利調整など、最も難しい手続きは地元に押し付けられた。ジャスコの集客力に乗っかった“コバンザメ商法”が可能かどうか未知数」など、ぬぐいきれない疑問を口にする商店主も多い。 商工会議所は三十日、ジャスコ関係者を呼んで出店計画について説明を求める。街の進むべき道を冷静に判断するため、商業者たちは同社の動きに注目している。 |