十和田商工会議所ニュース

『Frontier』 2004年9月号(市民版)

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市がTMO計画策定へ早急な支援

重点要望19項目に市が回答

 当所では7月21日、平成16年度の事業計画にもとづいて取りまとめた市への要望書を中野渡市長に提出しました。内容は「TMO計画の早期実現と十和田TMOの運営」など重点要望19項目(うち新規3項目)を含む全52項目です。9月1日、グランドホ−ルで合同部会・十和田市との懇談会を開催し、当所の会員約150名が出席する中で、市当局は各項目の進捗状況について回答しました。

野外芸術文化ゾーン中心商店街の活性化など勘案

 地域経済総合団体として、当所の最も重要な事業に「意見活動」があります。中でも市への要望は、商工業界に限らず、市民の皆様にもより身近な内容が多く含まれています。合同部会「十和田市との懇談会」において、稲本会頭と中野渡市長は次のようにコメントしました。
TMO構想今年度中に素案 稲本会頭
 今年は市制施行50周年、十和田湖町との合併も本決まりになるなど、十和田市にとっては大きな節目、今後どう具体的にしていくかが喫緊の課題です。また当所では、TMO構想実現に向け、十和田TMOを立ち上げ、構想に掲げられた中心商店街4地区の高度化事業と付随するソフト事業実現のために、今年度中に、何とか素案づくりまで漕ぎ着けるよう鋭意努力を重ねています。懇談会では、市当局の誠意あるご回答と、会員の皆様からの前向きなご意見・ご質問など、忌憚のない情報交換をお願いします。また、要望は既に具体化が進んでいるものもあり、うれしい限りです。今後も要望が良い方向に選択されることを、そして安心して住めるまちづくりが進むことを要望していきたいと思います。
できるものはすぐにでも…中野渡市長
 できるものはすぐにでもやりたいと思います。しかし市の財政事情は厳しく、事業の見極めが必要です。会議所が実施主体のTMOは、ソフト事業には相応の補助をし、早急な計画策定を支援していきます。野外芸術文化ゾーン構想は、市民や多くの方々から意見を聴き策定していきます。桜の時期以降は単なる通過点という傾向にあり、時間をかけて見る要素のあるものを貼り付けたいと考えています。官庁街の魅力を高めながら、中心商店街の活性化、駐車場、物産館的要素を勘案し、各施設を検討しています。病院づくりにつきましては、上十三において十分信頼されるものにしなければならないと考えます。また、合併は新たなまちづくりです。市民と行政、地域の自立性が求められるものと考えます。

 会議所の要望事項は、市が国・県へ要望するものと共通する項目も多く、市当局からの回答は概ね前向きなものでした。しかしながら要望の採択は、中野渡市長のコメントにあるように、「できるものはすぐやりたい。しかし財政が厳しい…」という言葉が全てを物語っているようです。


平成16年度市への重点要望事項 (※)は今年度の新規

T、中心商店街の活性化に向けた支援
1.TMO計画の早期策定とその実現並びに十和田TMOの運営(※)
U、生活し易いまちを目指して
 1.アクセス道路の整備
  @三沢空港、高規格道路インターチェンジ、新幹線八戸駅の高速交通体系へのアクセス道路
  Aむつ小川原、六ヶ所地域への弾丸道路
 2.医療環境の充実
  @放射線医学研究所の設置(※)
A市立中央病院の増改築に伴う利用者に優しい環境づくり等の推進
 3.教育環境の充実
  @青森県ITER国際教育特区構想の受け入れ
  Aボランティアおよびコミュニティー意識の醸成
 4.住居の整備
  @中心市街地への公営住宅建設
 5.市内道路網の整備
  @国道45号・102号の4車線化の整備促進
 6.生活環境の整備
  @三沢空港輸送体制の充実強化
  A市内循環100円バスの通年運行の実現
  Bユニバーサルデザインに配慮した公共建築物の整備促進
  CNPO組織化の支援
V、観光資源の整備
 1.野外芸術文化ゾーン構想の早期実現(※)
2.新幹線八戸駅に直結する道路(八戸・十和田・奥入瀬ライン)の早期完工促進
 3.官庁街通りに面した大型バスの駐車場と物産館の設置促進
 4.新渡戸記念館の整備と太素塚の環境整備の促進
W、地域経済活性化対策の推進
 1.国際熱核融合実験炉(ITER)誘致促進
2.中央病院建設工事に対する地元業者への分離発注方の市当局からの積極的指導


市制施行50周年記念事業

駒街道フェスティバル 10月10・11日
市制施行50周年を記念し、市民一体となった賑わいの場を…。地場農畜産物・加工品の直売「食」のイベント。商業者・農業者及び市民団体等による「商業まつり」と「市民ふれあいまつり」等を同時開催。中心街ストリートがイベント広場!!伝統芸能、大道芸、学童・園児のアトラクションが盛りだくさん

商業まつり 秋の元気フェア     十和田商工会議所大売出し連盟が同時開催
★2日間、午前10時〜午後4時、官庁街通り歩道(北側:派出所〜東奥日報、南側:駒っこ広場〜旧税務署)
●衣類、食品、電化製品、日用雑貨、野菜・特産物の販売



★市民ふれあいまつり
     十和田市商店街振興組合連合会が同時開催
★10月10日・11日の2日間 旧国道4号(5丁目〜7丁目)
●ワン・コインショップ…店頭で100円または500円コーナー設置。
●農産物販売コーナー…三農の生徒が生産物を体験販売。(10/10のみ開催)
●フリーマーケット、グルメ出店。
●タウンギャラリ−…子供たちの発明工夫展出品作品を街区商店などに展示。
援センター(十和田めぐみ保育園との連携事業・いたずらコーナーなど)、介護関係コーナー(みのり苑との連携事業)。
い紙芝居屋さんや、物と物を交換してたくさんの人と交流する「カエッコ」。(10/10のみ開催)

★わんこそば全日本大会十和田場所(10/10、商工会館・午前10:00〜)
★第9回とわだ駒街道マラソン大会
(10/11、午前8時30分〜 陸上競技場)
★アートチャンネルとわだデモンストレーション
その他、自衛隊音楽隊によるパレード、ミニ遊園地開演、大道芸人パフォーマンス、写真が語る十和田市の歴史展、十和田市の伝統芸能、ジャズ・クラシックの演奏、ダンスパフォーマンス、ヨサコイソーラン演舞、スケボーパフォーマンス、幼稚園鼓笛隊など
※詳しくは10/1市広報折込または10/4新聞折込のチラシをご覧下さい。



17年度はプレミア付共通商品券など

   旧亀屋利用計画が有力 能代サンピノを視察

十和田市中小小売商業高度化事業構想(=TMO構想)実現に向け動き出した十和田TMO。現在、企画調整委員会と事業推進委員会が中心となり、対象4地区(北・中B・中D・南地区)の意見を吸い上げる形で、ハード面における地権者の合意形成と中心市街地全域での総合調整、並びにソフト面の事業推進を役割として、4つのハード事業(複合土地・建物利用事業、空き店舗・大規模空き店舗活用事業、パティオ・パサージュ等整備事業、集合店舗整備事業)の実現へ向けて作業を進めています。

 事業推進委員会では、今最も実現可能性が高いと言われる北地区(複合土地・建物利用事業)の旧亀屋利用計画(現在市が整備構想としている(仮称)教育福祉総合プラザの整備)が主な議題となりました。それに伴い同地区の七丁目ウエスタンの会(稲本重二会長)は9月14日、福祉施策と住宅環境整備の連携を図るプロジェクトで今年4月にオープンした能代ふれあいプラザ「サンピノ」と周辺の商店街の視察会を実施しました。複合的土地・建物利用事業等、高齢者の生活をコンセプトとする当所のTMO構想において、北地区はハード・ソフトとも共通する面も多く、視察結果をたたき台としてさらに検討を重ねていくこことしています。
 一方、企画調整委員会は、17年度に実施するソフト事業に関して十和田市商店街振興組合連合会と行政との提案にもとづき、TMO室員会議で協議し絞り込んだ次の6つの事業を討議検討しました。

※@タウンギャラリー事業A市街地・商店街における壮年期の健康づくり支援事業B中心市街地フラワーライン事業C市民ふれあいまちづくり事業(高齢者の方々がくつろげるスペースの設置。学生チャレンジショップ支援事業等)Dプレミア付共通商品券の発行E100円バスの運行。


 

 

 

TMO構想に掲げる4つのハード事業の具現化と並行し、ソフト事業面では、17年度はこれら6つのソフト事業を展開していく予定です。
 また今年度は、ソフト事業の一環として、8月24日にNPO法人自立支援センター・フィフティ常務理事、イオン下田SC内の通所介護施設「でてこいセンターふぉれすと」室長を務める熊谷啓子氏を招き「商業活性化講習会」を開催しました。氏は来街する側の視点から、営利団体と非営利団体との「協働」の可能性について講演しました。「高齢市民の暮らしを支える中心市街地商業」を目指す当所のTMO構想にとって、今後の事業を展開する上での一つのヒントとなりました。
 さらに10月10・11日の市制施行50周年記念事業「市民ふれあいまつり」には、タウンギャラリー事業とワン・コインショップ商店街事業を実施します。


レスブリッジ姉妹  協会と友好の絆

 平成7年に発足した十和田国際交流協会(稲本純一会長、以下=交流協会)は、2000年からお互い交流を深めてきたカナダのレスブリッジ市・トワイニング・ソサエティー(ハロルド・パレヴァセフ会長、以下=姉妹協会)と正式に友好協定を結びました。
 レスブリッジ市は、当市と比較しても人口や経済基盤、特に農業面での共通点が多く、姉妹協会とは4年前から交流があります。2002年に姉妹協会のパレヴァセフ会長、ボブ市長らが来十し「新しい友好のきずな」として協定書を贈り、そして今回、友好協定締結のため、8月17日から24日までの日程で稲本会長をはじめ中野渡十和田市長ら13名がレスブリッジ市を訪問しました。一行は手厚い歓迎を受け、「太平洋にかける友情の橋」と記した協定書を手渡し、記念に和太鼓を贈りました。

 

エルマ・ギントさんが市民と親睦を深める
 また、9月9日から13日までの日程で姉妹協会員のエルマ・ギントさんが当市を訪れました。エルマさんは30年もの間教職に携わった方で、25年前にも来日経験があります。今回の来十では、交流協会が8月にレスブリッジ市を訪問した時の話題や、十和田市の見所・産業等について稲本会長と懇談しました。滞在中は、市役所や市内の高等学校を訪問したり、秋まつりにも参加。交流協会員や十和田市民と親睦を深めました。
 今後、交流協会としては、様々な交流を続け、近い将来、両市の姉妹都市提携実現に向け活動していきます。

 

 

 


なっとく!改正消費税       どなたでも無料で参加できます

事業者向け講習会のご案内
消費税法の一部が改正され、本年4月1日から適用されました。当所では、東北税理士会十和田支部所属税理士を講師に迎え、改正消費税についての事業者向け講習会と税務相談会を開催します。参加者には、わかりやすい改正消費税テキストを無料で配布します。
講習会終了後、税務個別相談会を開催。税務相談会のみの開催日は定員6名といたします。お早めにお申し込み下さい。

《日 程》(会場はすべて十和田商工会議所会館)
月 日  時 間  事業内容
10月19日(火) 13:30〜16:30 講習会及び税務個別相談会
10月27日(水) 14:30〜16:30 税務個別相談会
11月19日(金) 13:30〜16:30 講習会及び税務個別相談会
11月26日(金) 14:30〜16:30 税務個別相談会
12月14日(火) 18:00〜21:00 講習会及び税務個別相談会
12月21日(火) 14:30〜16:30 税務個別相談会
1月19日(水) 13:30〜16:30 講習会及び税務個別相談会
1月26日(水) 14:30〜16:30 税務個別相談会
2月18日(金) 13:30〜16:30 講習会及び税務個別相談会
2月25日(金) 14:30〜16:30 税務個別相談会

主催:十和田商工会議所、金融税務対策委員会、日本商工会議所
協賛:十和田税務署、東北税理士会十和田支部、十和田市青色申告会


多くの会員大きな力 あなたも商工会議所に加入しませんか

 商工会議所では、各種の陳情・要望活動、会員交流、経営相談(金融・税務・労務等)、人材育成(検定・講習会等)、福利厚生(労働保険・共済等)、街づくり、地域振興等、その他関連事業として観光事業からインターネットプロバイダー代理店まで、皆様のお役に立つ事業を展開しています。
 十和田市内で6ケ月以上継続して事業を営む商工業者の方ならどなたでもご加入できます。
 会員になって、商工会議所を活用しましょう。
加入のお申込み・お問い合わせは

 十和田商工会議所総務課 TEL24―1111まで
 URL http://www.towada.or.jp
 E-mail towada@towada.or.jp


年末資金のご相談はお早めに! 

年末移動経営金融相談会
11月18日 10:00〜16:00 当所5階で開催
相談予約先 TEL24-1111 当所中小企業相談所


年末資金のご案内 〈国民生活金融公庫〉

新しく事業を始められる方へ(新規開業ローン)
  
                      運転資金      設備資金

ご融資額
         7,200万円以内(但し、運転資金は4,800万円以内)
ご返済期間    5年以内      15年以内
利  率               年1.7%(9月10日)

(注)このほかにも、お使いみちによって、ご利用いただける特別貸付制度があります。


ほとんどの業種の方へ(国の事業ローン)

                      運転資金      設備資金
ご融資額              4,800万円以内
ご返済期間    5年以内      10年以内
利  率              年1.7%(9月10日)

(注)このほかにも、お使いみちによって、ご利用いただける特別貸付制度があります。

ほとんどの業種の方へ(国の事業ローン)
ご利用いただける方 高校・短大・大学・専門学校等へ入学・在学される方の保護者で、世帯の年間収入が990万円(事業所得者については770万円)以内の方

ご融資額
      生徒・学生お一人につき200万円以内
ご返済期間     10年以内
利率            年1.65%(9月10日現在)
お使いみち       入学時・在学中に必要な費用

(注)ご入学にあたっては、推薦入学時点でのお取扱いもいたしております。

詳しくは当所中小企業相談所 TEL24−1111


経営安定を図ろうとする県内の中小企業の方へお知らせ

平成16年度「中小企業セーフティネット資金」の概要

融資対象者           

  @倒産した企業に対し売掛債権等を有している者

A倒産した企業との取引依存度が10%以上である者

B倒産企業等から事業を承継するもの

C最近3ヶ月間の売上高(受注高)又は経常利益が過去3か年のいずれかの年の同時期と比較して10%以上減少している者

D地震、大雨災害等突発的な事態の発生により、経営の安定に支障を生じている者

E青森県中小企業再生支援協議会の支援を受けて経営再生計画した者

資金使途         運転資金(融資対象者のB・D・Eは運転資金及び設備資金)

融資限度    額融資対象者の@は3,000万円又は売掛債権額のいずれか低い額 Aは3,000万円 Bは1億円 Cは2,000万円 Dは3,000万円 Eは3,000万円又は経営再生計画における新規融資所要額の2分の1のいずれか低い額

融資期間         融資対象者の@〜Aは10年以内(うち据置2年以内) Bは設備15年以内(うち据置3年以内)運転10年以内(うち据置3年以内) Cは7年以内(うち据置1年以内) Dは10年以内(うち据置2年以内) Eは10年又は経営再生計画期間のいずれか短い期間以内(据置2年以内)

融資利率         年1.9%(融資対象者のEは金融機関所定利率)

保証料率         有担保保証 年0.95%(※1)、無担保保証 年1.05%(※1)

          〔融資対象者のEは 有担保保証 年1.2%(※1)、無担保保証 年1.3%(※1)〕

経営安定関連保証(※2)等の特例保証に該当 年0. 7%

             (融資対象者のEは年0.95%)

売掛債権担保融資保証に該当         年0.85%

          ※1 過去の返済状況等により、割引制度が適要される場合あり。

          ※2 経営安定関連保証を利用するには、一定の要件に該当することを認定する市町村長の認定書が別途必要です。

保証人及び担保    保証人は1名以上とし、必要に応じて担保を徴求する。

推薦受付場所        十和田商工会議所

         この融資制度の申込みに当たっては、商工会議所会頭の推薦書が必要です。

         推薦は毎月5日・15日・25日に行います。

実施期間             平成16年4月1日〜平成17年3月31日(最終推薦日は平成17年3月24日です)

取扱金融機関       青森県内に本店もしくは支店を有する金融機関のうち、この制度に賛同する金融機関

お申込・お問合せは 当所中小企業相談所 TEL24-1111