十和田商工会議所ニュース

『Frontier』 2004年10月号

 

市がTMO支援など19項目に回答

  当所は9月1日、合同部会で市との懇談会を開催した。懇談では、7月21日に市へ提出した今年度の要望事項52項目のうち、新規3項目を含む重点要望事項19項目について、市当局から中野渡市長、林助役、中野収入役他、担当部課長が出席し、それぞれの項目について進捗状況を回答した。当日集まった当所の会員は約150名。中心市街地活性化へ向けた支援に関する要望など、市当局の説明がひととおり終わると、「ジャスコの郊外進出への市の取り組みについて、既存商店街が成り立つようにお願いしたい」など質問もいくつか飛び交い、白熱した懇談会となった。

 

平成16年度 十和田商工会議所要望に対する回答

(※)は新規要望項目。回答内容は誌面の都合上、概略を掲載。あらかじめご了承下さい。

 T、中心商店街の活性化に向けた支援

 1.TMO計画の早期策定とその実現並びに十和田TMOの運営(※)

 現在、商工会議所がTMOの「認定構想推進事業者」として、構想実現を図るため、中小小売商業高度化事業計画、いわゆるTMO計画の作成に取り組んでおり、成果に期待しているところ。中心市街地活性化のため、ソフト事業の提案や、事業の実現化に向けたアドバイスを行うとともに、推進事業が進められるよう事業費も補助することとしている。一日も早くTMO計画を作成し、スケジュ−ルどおり進められるようお願いしたい。支援は今後も引き続きしていく。(商工観光課)

U、生活し易いまちを目指して

 1.アクセス道路の整備

   @三沢空港、高規格道路インターチェンジ、新幹線八戸駅の高速交通体系へのアクセス道路

 主要地方道三沢・十和田線の当市から古里までの整備は、県の整備計画はないが、市内駅周辺から三農区間の歩道等整備を含め関係機関に要望していく。東北縦貫自動車道八戸線における三沢・天間林間は、県は最重要課題として位置付けている。現在、事業着手に向け環境影響評価及び都市計画決定の手続きが進められている。今後とも期成同盟会を通じて要望していく。インタ−チェンジは、六戸町、上北町、天間林村に設置する都市計画原案が国から示されており、アクセス道路整備は今後十分検討していく。新幹線八戸駅へのアクセス道路整備は、八戸・十和田・奥入瀬ライン整備促進期成同盟会等を通じ引き続き関係機関に要望していく。(企画調整課)

  Aむつ小川原、六ヶ所地域への弾丸道路

 本市はむつ小川原地域の生活拠点機能を持ち合わせ、今後は当該地域と深い関わり合いが生じてくるものと予想され、アクセス道路は極めて重要と受け止める。しかし、新規の高規格道路建設は極めて困難。既存路線等の整備拡充による社会基盤整備の促進について、関係市町村と連携を図りながら、関係機関に働きかけていきたい。(企画調整課)

 2.医療環境の充実

  @放射線医学研究所の設置(※)

 「重粒子線」によるガン治療が研究開発の柱となる同研究所の設置により、地域の高度医療体制の充実と地域経済への波及効果が期待される。本市の重点要望事項として県に要望しており、国にも東北市長会を通じて要望している。今後も関係機関に働きかけていく。(企画調整課)

   A市立中央病院の増改築に伴う利用者に優しい環境づくり等の推進

 「やさしさ」と「安全な患者中心の医療」の考え方は医療行為の提供のみならず、施設や製品、環境等のデザインなどにも繁栄させる趣旨のもの。近年、公共施設等の建設は、ユニバ−サルデザインの設計が主流。この考え方を取り入れ、患者さん方へ十分配慮し取り組んでいきたい。(病院建設課)

 3.教育環境の充実

  @青森県ITER国際教育特区構想の受け入れ

 県ではITER誘致が決定の際、国際的に通用する初等中等教育を提供できる高度で柔軟性の高い教育環境整備を目的としたITER国際教育特区計画を国に申請することとし、「就学義務規定の弾力化」など規制特例措置が提案されている。特区の対象エリアは当市を含め17市町村。広域的な連携・調整が必要であり、当市の教育環境整備の観点から、特区認定により示される規制特例事項を十分検討し、活用する方向で努力していく。(企画調整課)

 

  Aボランティア及びコミュニティー意識の醸成

 「市民一人一人のボランティア及びコミュニティー意識の醸成と高揚を図ることが今日的な課題」として教育委員会では、現在、@駒っこ活動支援センターの設置と情報誌「駒っこネット」の発行、Aゲストティーチャー事業と学校支援ボランティアのリスト作成、B子どもの居場所づくりへの支援、Cコミュニティーづくりへの支援などを実施し、拡充につとめている。(生涯学習課)

 4.住居の整備

  @中心市街地への公営住宅建設

 公営住宅の整備は公営住宅ストック総合活用計画にもとづき、老朽化した団地の建て替え整備を検討している。高齢化社会に対応した中心市街地への公営住宅等の整備については、財政事情により新規施設を市が直接整備をすることは困難な状況。借り上げ・買い取り等による民間事業者・資金を活用した公営住宅整備等、様々な角度から検討していきたい。また、歩道・公園等のバリアフリ−についても、高齢者や障害者などが安全で快適に利用できる施設整備を計画的に推進していきたい。(都市整備建築課)

 5.市内道路網の整備

  @国道45号・102号の4車線化の整備促進

 同要望は、市の重点要望事項として毎年度県に要望している。県は、国道4号十和田バイパスの供用により、周辺道路の整備による交通量の分散が期待され、当面交通量の推移を見極めたいと回答。今後も要望していきたい。(土木課)

 6.生活環境の整備

   @三沢空港輸送体制の充実強化(早朝・夜間便新設など利用しやすい時間帯の運行の働きかけ)

 市の重点要望として県に継続要望している。県では、新規路線の開設は厳しく、「三沢空港の利活用可能性に関する調査」結果を踏まえ、当面は将来に向けた開設の可能性や利便性向上の方策を検討していく考え。市では、関係市町村等で構成される「三沢空港振興会」と連携を図りながら、運輸体制の充実強化について引き続き関係機関に働きかけていく。(企画調整課)

  A市内循環100円バスの通年運行の実現

 この事業は、中心商店街の活性化につなげるため、循環バスを活用する商店街の創意工夫により、中心市街地の活性化を図る相乗効果を期待して行っているもの。しかし、今年度の運行状況は、残念ながら利用者が極端に少ない。PR不足、商店街のイベント不足、バス及び停留所が目立たない、運行経路・時間帯が市民に浸透していないこと等に起因するものと思われる。この利用状況では継続は難しいが、残りの期間、運行への取り組みを改善し、魅力あるものにすることが先決。その結果を踏まえ、通年運行可能かどうか判断したい。(商工観光課)

   Bユニバーサルデザインに配慮した公共建築物の整備促進

 高齢者や障害者をはじめ、すべての人々が、あらゆる活動分野で、意欲や能力に応じ、自由に社会参加・交流し、安心・快適に生活出来るよう、ユニバーサルデザインの精神を踏まえたまちづくりを推進する。公共施設等はハートビル法や県の福祉のまちづくり条例等に基づき、高齢者、障害者等に配慮した施設整備を推進していきたい。(都市整備建築課)

   CNPO組織化の支援

 関係機関並びに関係団体と連携のもと普及に努めている。今年3月に「カルチャ−センタ−とわだ」が認証、7月に「十和田.L.ステ−ジクリエ−ト」が申請し現在縦覧中。今後も各分野で増えると思われ、引き続き希望者からの設立認証・手続きに関する相談・指導に努める。(広報交流女性課)

  V、観光資源の整備

 1.野外芸術文化ゾーン構想の早期実現(※)

 来年度からの事業実施をめざし、本年度は基本計画策定作業を行っている。芸術文化面での活用を図り、長期にわたり官庁街通りがさらに賑わいを増し、一層市民に親しまれ、魅力あふれる場所となるよう、官庁街通りを核として市内全域が活性化していくよう、実現に向け努力していく。会議所にも支援と協力をお願いしたい。(企画調整課)

  2.新幹線八戸駅に直結する道路(八戸・十和田・奥入瀬ライン)の早期完工促進

 同項目については市の重点事業要望として毎年度、県に要望している。15年度に八戸市の張田工区や五戸町の上市川工区が一部供用開始されている。六戸町においては「睦橋」の整備事業が補助事業に採択され、今年度から用地買収等に着手する予定。着実に整備が進められている。今後も早期整備が図られるよう、関係機関に要望していく。(土木課)

 3.官庁街通りに面した大型バスの駐車場と物産館の設置促進

 野外芸術文化ゾ−ン計画の関連で検討している。同計画が実現し官庁街通りがより賑わいを増すようになれば、既存の施設やスペ−スを活用した展開も可能になると考えられる。(企画調整課)

 4.新渡戸記念館の整備と太素塚の環境整備促進

 14年度に水洗トイレ、15年度に境内の花壇・緑化整備を実施。しかし、狭隘であり、老朽化が進んでいるため、整備が必要と認識する。整備については、合併後の新市まちづくり計画の中で関係者と協議していきたい。(商工観光課)

  W、地域経済活性化対策の推進

 1.国際熱核融合実験炉(ITER)誘致促進

 現在、欧州連合との間で誘致を競っており、いまだ建設地選定の結論が出ていない状況。こうした中、ITERのむつ小川原開発地域への誘致については、青森県及び青森県ITER誘致推進会議が国に要望活動を行っている。当市も引き続き同一歩調の下で取り組んでいく。(企画調整課)

 

 2.中央病院建設工事に対する地元業者への分離発注方の市当局からの積極的指導

 市政の運営は、企業の育成や経済の進展を図ることも重要なことのひとつと認識する。現在、実施計画に着手したが、この中で病院建設全体のボリュ−ムや特殊性・難易度等工事の全容が、より具体的になってくる。要望については、設計等におけ諸条件を前提としつつ検討していきたい。(病院建設課)

 


さわやか川柳

 ひとことに解凍されていく会話              三浦 幸子

「なるほど」「そうだったんですか」何よりも人の心に沿ってあげることですね。

 アテネから続報続報金メダル   佐々木銀湖

 明るい世の中にするには良いニュースが一番、今度はパラリンピック、金メダルよどんどん来い!

 スーパーは杖をつかないお買物              上遠野長政

  近頃のスーパーの手押車はよくできてます。幼児も乗せられるし、お婆ちゃんも背筋伸ばして歩けます。

             (協力 十和田かぱちぇっぽ川柳吟社)


がんばっています・・・がんばっている会員さんにInterview

 潟^ナカ設備 燃料部部長 田中 健太郎さん (たなかけんたろう・35歳)

業界PR…これが今の自分の役目

 十和田市商店街連合会会長、同振興組合連合会理事長の田中庸治氏が、8丁目にLPガス販売で田中プロパンを創業したのが昭和41年。51年には上・下水道工事に着手、鞄c中住宅設備として法人化し本社を穂並町に移転。平成4年、潟^ナカ設備に社名を変更し現在に至る。今回紹介するのは、同社の燃料部部長を務める田中社長の長男・健太郎さん。昭和44年生まれ。十勝沖地震に揺れた翌年、アポロ11号が月に着陸した年だ。

ご経歴を
 十和田生まれの十和田育ち、北小、三中、三高を卒業後、少し人生経験を積んでから東京の某大学の経済学部へ進学しました(笑い)。卒業後バブル崩壊のあおりをまともに受け、希望する就職に失敗、泣く泣く帰省。もっと外の世界を見たかったんですが…。

夢があったんですが
 これでも高校の頃バンド組んでまして、「とにかく東京行って何かしたい」って思ってました。映画が好きで大学では映画製作サークルに在籍してました。東宝の映画スタッフのくちがあったんですが、いろいろあってダメになっちゃって…今思えばその辺が人生のターニングポイントだったんでしょうか(笑い)。

じゃあ今のお仕事は
 もちろん一生懸命やってます。社長はあの通り生真面目な性格です。商店街の方も大変そうですし…弟は建設関係の学校を出てるんで水道工事部門を担当してます。独身で性格も真面目、自分とは正反対です(笑い)。自分がこの通りですから衝突も多いですが、お互いにない部分を補い、スタッフ皆でがんばってます。「信頼第一、ぜったい手抜きなしの仕事」これが当社の基本です。

業界について
 やっぱりPR不足です。ガスは安全性が重視されるあまり、どうしても保守的なPRになりがちです。電気はクリーンなイメージで大々的にPRしていますが、環境にはむしろガスの方がやさしく、電気に劣らず効率的なんです。この業界のPR、これが今の自分の役目です。

実は小・中・高と柔道に明け暮れていたとか。何にでも挑戦してみたい性格。そんな気さくな人柄を買われ、十和田青年会議所ではお祭り委員長を務める健太郎さん。「十和田市の祭りも過渡期」と地域貢献にも力が入る。(編集部)


  9月を振返る

十和田市秋まつり 見物客33万人を突破

 

 

 

 

 

 

9月10日から12日までの3日間、旧国道4号、官庁街通りで山車の合同運行をはじめ駒踊りやみこし、流し踊りなど平成16年度十和田市秋まつりが開催された。天気にも恵まれ見物客は3日間で述べ33万人。各町内会の多彩な出し物に沿道をうずめた観衆から、沢山の拍手と声援が送られた。

 

十和田市秋まつり町内会審査結果

1 あけぼの祭典委員会 市長賞

2 元町ちとせ町内会 会頭賞

3 東小稲祭典委員会 観光協会長賞

3 切田創遊会 議長賞

特別賞 中央町内会 市農協組合長賞

 〃  寺向町内会 十和田信用金庫理事長賞

 〃  南小稲祭典委員会 土地改良区理事長賞

 〃  西十四番町町内会 東奥日報社長賞

 〃  上金崎町内会 青森放送社長賞

 〃  並木第三町内会 青森テレビ社長賞

 〃  公園街地区町内連合会 デーリー東北社長賞

 〃  並木祭典会 市町内会連合会会長賞

 

手作り山車コンテスト結果

あけぼの祭典委員会 手作り奨励賞第1位

元町ちとせ町内会 手作り奨励賞第2位

東小稲祭典委員会 手作り奨励賞第3位

切田創遊会 手作り奨励賞第4位

寺向町内会 手作り奨励賞第5位

西十四番町町内会 手作り奨励賞第6位

西十一番町町内会 手作り奨励賞第7位

並木第三町内会 手作り奨励賞第8位

 

平成16年度手作り太鼓車コンテスト

○ 太鼓車オブ・ザ・イヤー賞 ・・・・・・・・・ 西 茜 会

○ アイデアばっちり賞 ・・・・・・・・・・・・・・・ 東小稲祭典委員会

○ グットライトアップ賞 ・・・・・・・・・・・・・ 並木祭典会

主催/(社)十和田青年会議所

 

 

市税について勉強会【きらめき講座 9月1日開催】

 都市計画及び工業対策委員会が合同で、市主催の生涯楽習きらめき講座を受講した。テーマは「市税について」。商業地等の固定資産税の負担水準が自治体の判断において上限を70%から60%の範囲内で引き下げることができるなど、16年度税制改正のポイントと市税全般についての説明を市の担当者から受けた後、固定資産税や市の歳入、歳出、税収入などについて質疑応答と意見交換会を開催した。

 

 

 

 

  商店街活性化の参考に【視察研修会 9月24日開催】

 食品商業部会では、当市の商店街活性化及び商業等関連産業振興の参考にと五所川原市エルムの街ショッピングセンターと周辺施設の視察研修会を実施した。エルム専門店は、平成9年にオープン。昨年増床して約37,000uの規模を誇る大型ショッピングセンターだ。敷地内には、スーパードラックアサヒなどが隣接し、11月にはヤマダ電機もオープンする予定だ。

   

 

 

エルマさん会頭に手紙と写真を【当所を訪問 9月9日】

 8月に十和田国際交流協会と友好協定を締結したカナダ国レスブリッジ市姉妹協会。その協会員のエルマ・ギントさんが9月9日から13日の日程で来十し、滞在中に当所を訪れた。エルマさんは、稲本会頭がレスブリッジを訪問した時のスナップ写真と手紙を手渡し、なごやかなムードで懇談した。

 

 

 

 

畑中敏行さんが優勝 【会員親睦ゴルフコンペ 9月28日開催】

 秋晴れの下、題27回会員親睦ゴルフコンペがみちのく国際ゴルフ倶楽部で開催された。25名の参加者の中、見事優勝とベストグロス賞を獲得した小目名木材汲フ畑中敏行さん(写真右)。 

 

 

 

 

 

9月の日誌

9/1水  十和田国際交流協会理事会

     きらめき講座(都市計画及び工業対策委員会が受講)

     合同部会(十和田市からの回答)

2 木  十和田市商店街振興組合連合会合同委員会

3 金  第1回臨時議員総会

6 月  商業対策委員会正副委員長及び食品・生活文化商業部会正副部会長会議

     7部会正副部会長会議

     十和田市秋まつり参加団体最終打ち合わせ

8 水  新規高卒者の求人拡大要請で県・労働局・教育庁が来所

9 木  マル経審査会

10 金  平成16年度十和田市秋まつり(〜12日まで)

13 月  秋まつり後かたづけ

14 火  建設部会第4回役員会

     能代ふれあいプラザ「サンピノ」及び商店街視察(〜15日まで)

     食品商業部会正副部会長会議

16 木  経営革新講座(第1講)

17 金  観光交通部会正副部会長・分科会長会議

     第1回選挙委員会

21 火  第4回常議員会

22 水  厚生部会正副部会長・分科会長会議

24 金  五所川原エルムの街とその周辺視察研修(食品商業部会)

25 土  警友会十和田湖町地区親睦パークゴルフ・懇談会

27 月  女性会太素塚清掃奉仕作業

     広報対策委員会

     商業まつり出店説明会

     夜まつりかだって実行委員会反省会

28 火  第27回商工会議所会員親睦ゴルフコンペ

     生活文化商業部会正副部会長・分科会長会議

     第2回選挙委員会

29 水  珠算連盟役員会

     建設部会第5回役員会

     大型店問題対策特別委員会

     会頭会議

     秋まつり反省会(町内会、関係団体)


  新規高卒の採用枠拡大と求人票の早期提出を

知事・労務局長教育長名で県連に要請

当所にも県・局・教育庁の部課長ら

 

 県内新規高卒者の採用枠拡大を図るため、県・青森労働局・県教育庁が、各々の長名で8月24日、要請文を青森県商工会議所連合会(林光男会長)に提出した。その要請文をもとに9月8日、県商工労働部の黒沢労政・能力開発課長、青森労働局の内田職業安定部長、県教育庁の佐藤県立学校課長らが当所を訪問し、採用計画の検討と新規高卒者の採用枠拡大、求人票の早期提出について、会員事業所へ理解と協力を呼びかけて欲しいと要請した。

 今年7月末現在、来春の高卒予定者を対象とした県内企業の求人は484人。前年同期より71人少なく、7人に1人しか求人がない。このままでは、今春の新規高卒者と同様、県内就職希望者の就職が憂慮される状況にある。

 三沢公共職業安定所十和田出張所の小野所長が管内の求人状況を説明した。出席した三本木・六戸・十和田西・三本木農業・十和田工業高校の各校長とPTA会長が、インターンシップ受け入れについてのお礼を述べた後、さらに採用枠拡大をお願いした。当所では平野・石川両副会頭他、労務対策委員会、十和田地区雇用対策協議会が応対し、「受け皿側の責任として最大限の努力はするが、我々を取り巻く環境は厳しい」と現状への理解を求めた。


 年末資金のご案内

 新しく事業を始められる方へ(新規開業ローン)

ご融資額 7,200万円以内(但し、運転資金は4,800万円以内)

ご返済額 運転資金 5年以内  設備資金 15年以内

利  率 年1.7(910日現在)

(注)このほかにも、お使いみちによって、ご利用いただける特別貸付制度があります。

 

ほとんどの業種の方へ(国の事業ローン)

ご融資額 4,800万円以内

ご返済額 運転資金 5年以内  設備資金 10年以内

利  率 年1.7%(9月10日現在)

(注)上記のほか、経済対策に伴う特別貸付制度(セーフティネット貸付)があります。

 

教育資金を検討されている方へ(国の教育ローン)

ご利用いただける方 高校・短大・大学・専門学校等へ入学・在学される方の保護者で、世帯の年間収入が990万円(事業所得者については770万円)以内の方

ご融資額 生徒・学生お一人につき200万円以内

ご返済額 10年以内

利  率 年1.65%(9月10日現在)

お使い道 入学時・在学中に必要な費用

(注)ご入学にあたっては、推薦入学時点でのお取扱いもいたしております。詳しくは当所中小企業相談所 TEL241111


新入会員ご紹介(平成16年8月10日〜平成16年9月29日受付分)(敬称略・順不同)

    浦屋敷税理士事務所   浦屋敷悦夫  西三番町1932  税理士

    奥入瀬フード      田口  明  西一番町1425  食肉加工卸売業


女性会いんふぉめ〜しょん 会員募集中  ●年会費/10,000円  ●連絡先/十和田商工会議所女性会事務局 ○241111

 家庭人としてより市民としてのモラル

男女共同社会・いまひとりひとりにできること

「輝く女と男」フォーラム2004に参加して

 青森県男女共同参画センターと十和田市の主催で、9月4日に開催された「輝く女と男」フォーラム2004に参加し、弁護士渥美雅子氏の講演を聞きました。

 演題は「男女共同参画・いまひとりひとりにできること」。このような講演は堅苦しいだろうと思っておりましたが、弁護士でありながら講談塾を開設されている渥美講師のお話は、男女共同参画社会に生きて行くための人とのかかわりについてのお話で、自分の体験を交えておもしろおかしく講談調に語られておりました。

 「いまひとりひとりにできること」とは、家庭人としてより、市民としてのモラルをもつこと。人権を尊重し合うこと。政策や立案にもっと女性の声を反映させること。家庭生活と他の活動を両立させること。国際社会との強調を図ること等々。女性としてというよりは、人としての生きがいや自信を持って生きて行くためのコツを教えていただいたような気がします。

 聴講されている方々は5060代女性が圧倒的でしたが、貴重な男性も数人いらっしゃいました。講師のお話に共感しながらふと周りを見まわすと、男性達もしっかりとうなずいていらっしゃいました。この男性達を横目に見ながら、確かな男女共同参画社会のために、足元を見つめて自分にできることから心がけて行きたいと感じた講演会でした。(駒形久美子)

 

ちょっと一息……いつも美しく咲いてくれてありがとう

 私はお花が大好きです。花について書いてみようと思います。日本には四季があり、それぞれの季節にあった花を咲かせてくれます。◆春に咲く桜≠ヘ日本の花の代表として春を飾り、十和田の官庁街通りの桜並木は公園街区として全国的に有名になりつつあります。◆夏の花の代表はアサガオ=B白、薄水色等の大輪、そして今年初めて我家の庭に2p位の赤に近いオレンジ色のアサガオが咲きました。9月初旬に気づきました。なんとかわいらしく咲き誇っていること。◆秋にはりんどう=B種類は沢山ありますが、やはり紫のりんどうが秋らしいと思います。◆冬の花は、福寿草=B別名雪間草とも言われ、雪の間から黄色の蕾が芽を出してくれるところがとてもかわいらしく大好きです。◆四季それぞれ咲く花は色々ですが、心と身体を癒すお花達、いつも美しく咲いてくれてありがとう。

(益川百合子)


告知板

トータルゲームセミナー

 会社経営を模倣したゲームを繰り返すことによって、発想、気づきが表れ、問題に関する柔軟な考え方など、眠っているあなたの真の経営者能力を目覚めさせます。この能力開発技法を体験して、今、自社に求められる経営方法を探って下さい。

《日時》1015() 午前10時〜午後5時

《場所》当所5階会議室

《講師》且瘤R経営・経営支援スタッフ

《対象者》経営者、後継者、経営幹部、問題解決能力を身に付けたい方

《定員》20名(定員になり次第締め切り)

《受講料》会議所会員2000円、非会員4000円

《その他》昼食は各自、昼食休憩1時間・外出可

《申込・問い合わせ先》24ー1111 当所中小企業相談所、当所青年部まで

 

知的所有権個別無料相談会のご案内

 知的所有権には特許権、実用新案、意匠権、商標権などの工業所有権と著作物を保護の対象とする著作権などがあります。

《日時》1012() 午後6時30分〜

《場所》当所2階相談室

《相談料》無料

《相談員》弁理士・細井貞行氏(英知国際特許事務所)

《申込》24ー1111 当所相談所まで

 

インターンシップ・就職見学など受入事業所を募集

 青森県若年者就職支援センター・ジョブカフェあおもりでは、高校生、大学生等及び若年者が、地域の事業所に対する理解を深め、業務遂行に必要な実務能力の向上を図るため、17年度に実施する次の事業の協力事業所を募集します。

《インターンシップ》大学生・高校生が対象。

《職場見学》高校生が対象。

《職業人取材》高校生が対象、事業所インタビュー。

《職場実習》30才未満の若年求職者やフリーターが対象。実習期間は3日〜10日間。実習者は無報酬。

※各々募集期間は1612月末まで。詳細は当所(24ー1111)の情報収集調査員までご連絡下さい。これらは、あくまで職業観形成や就業意識の高揚のために実施するもので、雇用目的ではありません。

 

社長さん あなたの義務です 労働保険

事業主の皆様へ!

 労働保険の加入手続きはお済みですか?

 労働保険は政府が管理、運営している強制的な保険であり、原則として労働者を一人でも雇っていれば、事業主は労働保険の加入手続きをとり、労働保険料を納めなければなりません。

 なお、事業主が故意または重大な過失により労災保険の保険関係成立届を提出していない期間中に、労働災害が生じ、労災保険給付を行った場合、遡及して労働保険料を徴収する他労災保険給付に要した費用の一部を徴収することとなっています。

(労働保険適用促進月間・青森労働局)


CALENDAR

10月の主な行事予定  9月20日までに決まっている日程です。

1日       第5回常議員会

4日       合同部会

              中心市街地活性化推進シンポジウム(〜5日 青森市)

5日       特定商工会議所中小企業相談所直面問題会議(カリアック)

              経営革新講座(第2講)

6日       雇対協会員事業所と生徒の懇談会

              十和田地区中金会野外懇談会

8日       第3回選挙委員会

              建設部会視察(多賀城市)

10      商業まつり「秋の元気フェア」(〜11日)

12      知的所有権個別相談会

13      第4回選挙委員会

              1号議員立候補辞退期限

14      国民生活金融公庫定例相談日

              経営革新講座(第3講)

              県UDフォーラム参加(建設部会・都市計画対策委員会)

15      トータルゲームセミナー

21      経営革新講座(第4講)

              経営指導員研修会(〜22 むつ市)

24      172回珠算検定試験

25      記帳指導協議会

27      マル経推薦団体連絡協議会(八戸市)

28      国民生活金融公庫定例相談日

 

検定試験情報第108回簿記検定試験

 検定日:11/21     申込受付:10/1〜10/22

3級日本語文書処理技能検定試験

 検定日:11/13     申込受付:9/2710/14

珠算検定試験(準級・下級・暗算)

 検定日:12/12     申込受付:10/2511/10

 

青森県弁護士会法律相談(事前に予約が必要) 毎週火曜日 当所2階で開催 午前1時〜4時

青森県弁護士会十和田法律相談センター 相談申込先 TEL0177777285 青森県弁護士会

 

10月の定期金融相談日のお知らせ

 当所では、国民生活金融公庫の定期金融相談日を開設しています。相談ご希望の方は、事前にお申込み下さい。

相談日時

1014日(木)・28日(木) 午前1030分〜12時まで申込先/当所相談所 TEL24-1111

 


今月のショーウィンドー

ブラスリーMASUDA

   

  福岡県北九市州出身でオーナー・シェフの増田さんは、26歳でフレンチの世界に飛込み、約12年間フランスで修行。一昨年5月にフランス料理専門店「ブラスリーMASUDA」をオープンした。フランス料理は、「基本をしっかり踏まえて作らないと美味い料理は出来ない」と語る。食材には、地元農家が作った野菜やハーブなど地場産の新鮮なものを使うこだわりを持つ。オススメは、1年前から始めた昼のスピードランチ(魚または肉料理、サラダ、パンまたはライス、コーヒー付、1,000円)。ご家族やお友達と楽しい会話にワイン、そして本場のフランス料理を味わってみてはいかがですか。

オーナー・シェフからのひとこと

 フランス料理は、基本となるベース(ソース)作りが重要です。手間ひまをかけじっくりとマイルドに仕上げ、それで作った田舎風のタンシチューやビーフシチューは当店自慢の一品です。夜のコースメニューでは、D・シュプレーム(3,700円)をオススメします。食前の一皿からデザート(自家製シャーベット)までトータルバランスを考えた一品一品を堪能していただけると思います。メイン料理を八甲田牛のサーロインステーキにする事も出来ます(4,300円、要予約)。心よりご来店をお待ちしております。

 場所 東二十二番町12-27 TEL 25-1177

 営業時間 11:3014:00 18:0021:00

 定休日 月曜日 代表 増田 保稔


 

編集部のつぶやき

 猛暑の夏が過ぎ、今年は例年より早く稲刈りが始まったようです。「豊作間違いなし」と、地域の景気が良くなってくれることを願うものです。
 また、本年は市制施行
50周年の年。1010日が記念式典で、1011日の2日間にわたり、記念事業の駒街道フェスティバルが旧国道4号線と官庁街通りを通行止めにして開催されます。会議所も商店街もそれぞれ「商業まつり」と「市民ふれあいまつり」を同時開催し、記念事業を盛り上げます。この大イベント、来年以降へも繋がって行ければと思うことしきりです。
 一方、十和田湖町との合併も決まり、今後は観光だけでなく、各分野でも新たな形が求められてくると思います。間もなく紅葉の時期、市・農・商・工が一体となった産業が興ればと夢見るこの頃です。(がんちゃん)