十和田商工会議所ニュース

『Frontier』 2003年11月号

 

県が財政改革プラン

 県では10月20日、商工3団体に対する財政改革等説明会を開催した。基金に食い込む県の財政状況を説明し、このままでは県の貯金(基金)も18年度には底をつき、いわゆる財政再建団体への転落も考えられる。このような状況をなんとしても克服するために、補助金や公共事業など今後の県の具体的取組み、財政改革プラン(素案)を公表した。 

基金3年で底  補助金等は15%程度削減

貯金(基金)を取り崩す対応が続く

 青森県財政は今、長引く雇用情勢の低迷や厳しい経済状況をはじめとして、多くの困難な課題を抱える。元来、自主財源に乏しく、地方交付税等の確保など、毎年度の国の予算、地方財政対策の影響を受ける脆弱な財政構造である本県財政はバブル崩壊後の景気低迷による県税収入、地方交付税収入の伸び悩みに加え、景気浮揚のために国と歩調を併せて実施してきた公共投資の追加に伴う県債残高の累積、償還のための公債費の急増などで収支のギャップ(財源不足)が年々拡大傾向にあった。そしてこの財源不足を補うために、県の貯金(基金)を取り崩す対応が続いてきた。

このままでは財政再建団体へ転落

 県では平成11年9月、中期財政見通しを始めて公表し、職員の定員適正化や事務事業の見直しなどを通じて、基金取り崩しに依存しない財政構造への転換に努めてきた。結果、財源不足は11年度の273億円をピークに減少傾向に転じてきたが、15年度においても依然として172億円の大幅な財源不足が発生している。

 今後見込まれる高齢化社会の進展に伴う財政需要の増大や、東北新幹線全線の早期完成への取組みに向けた財政的備え、県境不法投棄対策に必要な財政支出、国・地方を通ずる財政構造改革の方向性等を踏まえれば、県財政は、今ここで思い切った財政改革を行わなければ、3年後(18年度)には県の貯金も底をつき、いわゆる財政再建団体への転落の道をたどる。

財政健全化のために「財政改革プラン」

 よって県では、財政健全化のための道筋を示す「財政改革プラン」を策定することとした。素案では、平成16年度から20年度までを「財政再建団体への転落を回避し、自主自立の新しい青森県に転換するための5年間」と位置付け、県民や県議会をはじめ、市町村、各種団体等の理解と協力を仰ぎ、全庁をあげて財政改革に取り組んでいく。

財政改革の具体的取組み

 なお素案では、@県職員自らも自助努力の徹底をはかるために人件費を抑制。A補助金を含む事務事業の見直し。B公共事業などの投資的経費の削減C公債費の平準化などを財政改革の具体的取組みとしている。事務事業の見直しの考え方についても、厳しい財政状況を勘案することはもちろん、県が関与すべき分野や守備範囲であることを納税者(県民)に対しての説明が可能なことが必要であり、県が関与すべきもの以外は原則廃止。関与すべきものでも成果重視の立場で整理・合理化するとしている。

 また、今後5年間で事務事業の見直しによる補助金等は全体で15年度当初比15%程度、公共事業などの投資的経費は計画最終年度には当初比40%程度を削減する方針だ。当所関連では16年度の補助金が平均で13・2%減だが、商工労働部所轄では3・4%減の考えがある模様。公共事業についても、大規模施設は原則新規着工を見合わせ、優先度を検討するための事前・継続評価制度を導入する。

 少なからず痛みの伴う財政改革が予測されるが、将来世代への責任を果たすという視点・目線での青森県の再生・新生に向けた取組みであることを理解して欲しいと県では話す。 

※財政再建団体…地方財政再建促進特別措置法では、標準財政規模の5%以上の赤字が発生した都道府県は、国(総務大臣)が同意した「財政再建計画」に基づき財政再建を行わない限り、建設事業の財源として地方債の発行ができないこととなる。結果県単独施策が廃止されるなど、単独事業を中心とした公共投資の大幅な抑制が余儀なくされる。国の指導監督の下、まったなしの歳出削減に直面することとなる。


反対意見なし…合併の住民説明会

 今、全国1,662市町村(52%)に法定合併協議会が設置されています。十和田市と十和田湖町では、今年3月に任意合併協議会(中野渡春雄会長・渡部毅副会長)を設置し、合併への構想策定、意識調査、現状分析、可能性と課題、そして将来像について会議を重ねてきました。当所と(社)十和田市観光協会からも委員として稲本会頭及び川上専務理事が出席してきました。

 同協議会では9月、第5回の協議会を終え「新市将来構想」を策定しました。概要版のパンフレットを十和田市と十和田湖町に全戸配布しましたので、既にご覧になった方も多いと思います。パンフレットでは、「なぜ今市町村合併が検討されるのか」に始まり「新市まちづくりの構想」など、今まで同協議会が調査分析した内容にもとづき、「感動創造都市」と題して大筋を掲載しています。

 さらに同協議会では、9月の下旬から10月中旬にかけて開催した住民説明会の結果を案件に10月24日、第6回協議会を開催しました。住民を対象に十和田市7会場、十和田湖町6会場で開催した同説明会では、双方とも合併に反対する声はありませんでした。しかしながら特に十和田湖町では、今後も説明会などの情報提供を望む声が多く、住民不安もまだまだかくせません。

 一方、合併に向けた次の段階として、速やかに法定協議会を立ち上なければなりません。同協議会では、(国・県の支援措置を得るためにも)できるだけ平成17年3月までの合併を目指し、合併の方式・期日、新市の名称、庁舎の位置など具体的な項目について協議していきます。

 いずれにしても合併はもう他人事ではありません。予定では今年12月には法定協議会が発足します。発足後同協議会では、さらに住民の理解を得ながら、十和田市と十和田湖町の合併をより具現化していきます。


さわやか川柳 

セクハラが男ばかりで腑に落ちぬ  久保田一竿

 アメリカから来たものの中で、よくわからないもののナンバーワン?  

親不孝詫びながら読む母の文  田中  實

 特に古里を遠く暮らしていると心に沁みる母の文。父の文だと又大変だけど――。 

無害とは思えぬ腐らない野菜  田鎖 晴夫

 そういえば昔の食べ物は、すぐ傷んだり腐敗したりしたものだが、あれはあれで自然な有り方で人体を守っていたんですね。


 優良商工従業員表彰実施のお知らせ

 会員事業所の従業員を対象に実施してまいりました優良商工従業員表彰も、昭和38年から隔年で実施し今年で21回目を迎えました。つきましては、当所表彰規定に該当する被表彰者(正社員、臨時職員、パート含む)のご推薦を受付けしておりますので、事業主の皆様には、貴事業所従業員のご推薦につきまして、ご配慮のほどよろしくお願い申し上げます。

 申込方法  所定の推薦書に必要事項をご記入の上、負担金を添えて11月17日(月)正午(期日厳守)までに当所窓口へお申込み下さい。

負担金 5年以上9年 4,000円  10年以上14年 5,000円

15年以上19年 6,000円  20年以上29年 8,000円

30年以上   10,000円    (勤務者1人につき)

表彰式日時 平成15年12月10日(水)

午後4時30分〜受付、午後5時〜表彰式、午後6時〜祝賀会

場所 十和田商工会館 

お申込・お問合せは 十和田商工会議所総務課 電話24−1111 

※事業主が祝賀会にご出席の場合は別個に会費5,000円となります。被表彰者を推薦されていない事業主の方も是非ご出席下さい。 

十和田商工会議所優良商工従業員表彰規定(抜粋)

第1条 本商工会議所の会員事業所の従業員であって、次の各号の1(勤務5年以上の 者)に該当するものは、この規定により表彰する。

1.現在の事業所において、勤務5年以上にわたり業務に精励であって、他の模範となるもの。

2.特に技術が優秀であり、他の模範となるもの。

3.事業所において、作業能率の改善増進を図り、生産の増強に寄与したもの。

4.商工業に従事するもので親切丁寧を旨とし、市民生活の明朗化に寄与したもの。

5.取引の改善又は、販路の開拓に著しく功績のあったもの。

6.その他、商工業の振興発展に著しく功績のあったもの。


 がんばってます・・・がんばっている会員さんにInterview

黒沢商事求@  髪師JIPANG、グラン・ブルー

専務取締役 黒沢 誠一さん(37歳) 

 「子供の頃から両親とお客様に洗脳され続け、今に至っています(笑)」と話すのは黒沢商事汲フ専務・黒沢誠一さん。祖父・忠治郎さんが昭和37年に中央の黒沢理容を創立。誠一さんは現社長で父・忠司さんと母(常務)・澄子さんのご長男。ご両親とも顔馴染みのお二人だ。平成5年にジパングを開業してからは、もっぱら後方支援に徹する。今、十和田では業界の最先端をいくジパングだが、当然ご両親の影響も大きい。弟さんも美容師で青山、目黒、鹿島(茨城)、神戸に4店舗を構える。業界の情報も豊富だ。

ご経歴を

 三小、三中、弘実を卒業して、八戸の理美容学校へいきました。その後東京にあるヘアーサロンナカタニで5年間勉強してました。勉強って言えば体はいいですが、当初は4畳半に3人の寮住まい。朝早くから練習、日中は普通に営業、夜はまた練習です。睡眠時間も平均4時間ぐらい。在京中はディズニーランドも行ったことがありません(笑)。でもコンクールとか結構出さしてもらえたんで、その点は良かったです。(全国大会で10位入賞の経歴を持つ)

ジパングはどんなお店?

 理・美容両方やってます。お客様も小さいお子様からご年配の男女と幅広いです。夕方なんかはサラリーマンの方と女子高生が隣り合わせになることもしばしば(笑)。姉妹店のグラン・ブルー(イフのビル2階)も同じ形態。2店とも心を込めてお客様に応対します。

若者には花形の仕事?

 カリスマ何とか…って連中のおかげですかね。知人にも何人かテレビなんか出て有名なのがいますけど…。でも彼らも大変です。1日2〜3時間の睡眠なんてざら、華やかさだけを求めて、中途半端じゃ絶対やってけません。

抱負を語って下さい

「頭悪かったら床屋にでもなれ!」っていう言葉が今でも頭にこびりついています。業界の地位向上が目標です。「自分たちの仕事を認めてもらおう」って夢を追ってがんばってます。カリスマって呼ばれる連中も同じですよ。 

弘実時代バスケットでインターハイの常連、「今は忙しくてほとんど…」と話す黒沢さん。和の様相を随所に取り込んだジパング。「黄金の国」ならぬ「理想のお店」を築いて下さい。(編集部)


 10月をふりえる 

食の祭典 2003食彩とわだ

  10月18日・19日、市主催による2003食彩とわだ・駒フェスタin十和田が緑地公園において開催されました。食彩とわだは、地産地消の推進と地場農畜産物の消費拡大を目的に3年前から実施しており、当所からは食品商業部会(長いも羹、そば・むぎかっけ、長いも入りそば餅、長いものおかし)、女性会(なべっこだんご)、十和田市飲食業協会が出店。郷土料理などが試食できるとあって、各テント前には長蛇の列が出来てました。 

(財)日本国際連合協会十和田支部定時総会

 10月22日、当所において(財)日本国際連合協会十和田支部(稲本純一支部長)が定時総会を開催。議案はすべて原案通り承認されました。同支部では今年度、難民救済事業の一環として、11月1日・2日に開催される商業まつりにフリーマーケットを出店し、その売上金を国連に寄付することを計画しています。 

市経済常任委員と当所議員との情報交換会

 10月15日、当所に於いて市議会経済常任委員(山本富雄委員長、紺野忠明副委員長、豊川泰市氏、米田由太郎氏、鳥越正美氏)を迎え、当所三役及び常議員との情報交換会を開催しました。交換会では、当所の事業活動や合併問題等について意見交換しました。 

改正消費税講習会

  平成16年4月から消費税法の一部が改正されることに伴い、当所では、東北税理士会十和田支部所属の税理士の方々を講師に、10月17日・27日と改正消費税講習会を開催しました。講習会には、新たに課税事業者となる方や本則課税制度が義務付けられる事業者の方々が多数参加。基本的なポイントから実務的なことなど、テキスト(無料)に添って講習。今後の消費税講習会は左記の日程で開催します。

月日        時間

11月17日(月) 13:30〜15:30

12月17日(水) 13:30〜15:30

1月16日(金) 13:30〜15:30

1月26日(月) 18:00〜20:00

2月17日(火) 13:30〜15:30

各回定員100名  講習会終了後個別相談会 

25回当所会員親睦ゴルフコンペ

 10月17日、みちのく国際ゴルフ倶楽部を会場に今年度2回目となる当所の会員親睦ゴルフコンペが開催されました。秋晴れの下、見事優勝に輝いたのは、潟Vュガーバンケットプロデュースの佐藤進さん(写真右)。おめでとうございます。 

日本版401K制度セミナー

 当所では10月16日、東京海上火災保険鰍フ牧村博一氏を講師に迎え、退職金・年金制度改革と日本版401K(確定拠出年金)制度についてセミナーを開催しました。セミナーでは、退職金・年金制度の現状から401K制度の概要、また、保険会社における401Kに対する取組みについてご説明いただきました。 

活力経営支援セミナー

 10月28日、当所経営革新講座でおなじみ、拠n方産業経営研究所の田上康朗氏を講師に、活力経営支援セミナーを開催しました。セミナーでは、田上氏自らが考案したMMAPを使った経営課題解決策の手法や成功した事例などを紹介。また、参加した事業所が抱える様々な問題についてMMAPを使った演習を行いました。


 10月の日誌

10/1 水 2級販売士検定試験

2 木 マル経審査会

6 月 労務対策委員会と会員対策委員会との合同会議   商業まつり打合会

9 木 十和田地区中金会野外懇談会  運営対策委員会   雇対協会員事業所と生徒との懇談会

13 月 十和田警察官友の会六戸支部ゴルフコンペ

15 水 十和田市議会経済常任委員会と当所常議員との情報交換会・懇親会

16 木 セミナー「退職金・年金制度改革と401k制度導入の具体的手法」

17 金 第25回商工会議所会員親睦ゴルフコンペ   改正消費税講習会   商業まつり実行委員会

18 土 食彩とわだ・駒フェスタin十和田に女性会・食品商業部会が出店(〜19日)

19 日 創業講座(下期第一講)

20 月 飲食業協会要望書提出  商業まつり出店説明会  広報の所内打合せ

21 火 マル経審査会

22 水 十和田市商店街振興組合連合会理事長・専務理事会議  (財)日本国際連合協会十和田支部役員会・総会

23 木 広報対策委員会

24 金 女性会役員会

25 土 財務管理習得セミナー(〜26日)

26 日 第169回珠算能力検定試験

27 月 観光協会三役会  改正消費税講習会

28 火 活力経営支援セミナー

31 金 十和田市商業まつり準備

11/1 土 十和田市商業まつり(〜2日まで)


 何を求めるの  生徒VS企業  生徒の声に困惑 

雇対協が就職希望生徒と懇談

 地元就職を希望する高校生たちと懇談するため、十和田地区雇用対策協議会(=雇対協、稲本純一会長)が同協議会の会員事業所と十和田管内へ就職を希望する生徒を集め、10月9日、懇談会を開催した。

 出席した企業は平野商事梶A十和田観光電鉄梶A三興電子工業梶A丸井重機建設梶A樺|達建設、稲本商事梶A三本木商事鰍フ7社。対する(?)就職希望生徒は十和田工業高校(3名)、十和田西高校(3名)、三本木農業高校(3名)、三本木高校(2名)。当日は稲本会長が所用のため、代わりに菩提寺昭三副会長(十和田湖町商工会会長)が挨拶、代表幹事である当所の川上専務理事が司会役となり懇談会を進行した。

 また懇談会に入る前に、学卒の職業紹介状況について三沢公共職業安定所十和田出張所の小野長逸郎所長が9月末現在の資料をもとに依然厳しい就職状況を説明した。 

小手先ではない自分を磨け

 懇談では、まず最初に生徒が企業に対して質問。内容は主に就職試験に対する企業側の考えだが、具体的にはこうだ。「人柄・学業、何を対象に選ぶの?どんな生徒が欲しいの?『元気ある人』ってどういう人?」「面接で重視することは?学科試験はどの程度重視?」「集団面接ではどう比較するの?」「資格はどの程度参考にするの?資格取得者を重視して欲しい」など、生徒の悲痛な叫びともとれる内容が続出。さらには「企業は何を求めているのか、求める人材を具体的に教えて欲しい」と単刀直入に、半ば開き直った質問まで飛び出した。

 今回の質問には企業側も少々困惑気味。口火を切ったのは企業側として出席した当所の平野副会頭だが、「大企業もリストラでやっと利益を出すところも出てきたが、公共事業の削減などで、建設関係の採用は厳しい。即戦力を求めるのも現状。我々サービス業はやはり、元気と対応力とチームワークが必須」と自社の現状を含めて返答した。

 三興電子工業鰍フ小松ア氏は「どうしたら採用してくれるのか、自分が逆の立場になってみれば分かると思う。まず自分がどうあるべきか、自分を確立してから面接にのぞんでみては…そんなに差はないのだから…」と話した。

 三本木商事鰍フ新屋敷氏は「元気のある人ってつまり自分に自信の持てる人のこと。皆さん採用試験のテクニックに関する質問が多いが、そういう小手先の問題ではない。真剣に自分のことを考えて自分を磨いて欲しい」と話した。

 少々手厳しい企業側だが、これ以上の答えもまた見つからないだろう。日本は今厳しい就職状況の中で完全失業率5%を上回る。不況下、雇用する側の苦労も尋常ではない。


気仙沼で第22回東北ブロック大会

「今こそYEGの出番!」

視点を変え 視野を広げ 新しい行動パターンに挑戦   専務理事 稲本 修明

 去る9月26・27日と「東北再生へ舵をとれ!!」の大会テーマを探求すべく、我が十和田YEGより丸井会長を筆頭に、地域再活性に骨身を惜しまぬ7人の侍が東北ブロック大会に参加致しました。出発当日未明に発生した十勝沖地震の影響も懸念されましたが、事無く気仙沼入り。到着後昼食を取る間もなく、丸井会長は会長会議に出席、他のメンバーも4つの分科会に分かれ研鑽に努めました。さらに夕刻からの大懇親会では、東北各地のYEGメンバーと“face to face”のコミュニケーションで、東北ブロックの将来の舵取りについて熱心な議論を繰り広げました。

 大会2日目は、記念式典並びに「料理の鉄人 陳建一」先生の記念講演。まさに水産漁業を中心とした「食」を基幹とする気仙沼を、大いに堪能した2日間となりました。

 本ブロック大会を通じ、「視点を変える、視野を広げる、新しい行動パターンに挑戦する」そして「今こそ、YEGの出番!」を再認識し、一層の「まちづくり」に精進をする意を新たに致しました。


 滞在型の観光資源を目指し

仙台みちのくYOSAKOIまつりを視察  観光推進委員長 石川原光春

私ども青年部観光推進委員会は、去る10月11・12日の両日、仙台の「みちのくYOSAKOIまつり」の視察をしてまいりました。

当青年部丸井会長の知人で、「みちのくYOSAKOIまつり」を立ち上げる際にご尽力された阿部誠氏に、その当時から実行委員長をされている山本攻氏をご紹介いただきました。氏は我々を本部に招き、今までの経緯と現況など詳しくご教授下さいました。

 仙台「みちのくYOSAKOIまつり」は、ステージで参加者がパフォーマンスを行う形をとっています。メイン会場の他、地下鉄の駅近くやモール街など数箇所に分かれ、その会場に参加者チームが移動をするというもので、移動中に他のチームと声を掛け合う姿はとても楽しそうでした。

2日間の開催という事もあり、多くの参加者が宿泊をしているという事は、私達の目指すところでもあり、参加者8000人強、観客数80万人にはとても魅力を感じました。

 今後、「とわだYOSAKOI夢まつり」をどのようにしたら滞在型の観光資源と出来るのか、当委員会において更なる議論を進めていきたいと思います。


 告知板(NOV) 

アサヒビール名誉顧問中條高徳氏講演会を聴講

 当所工業部会で標記講演会聴講を企画しました。

《開催日》11月14日(金)

《開催場所》青森原燃テクノロジ-センタ―(東北町)

《集合場所等》とうてつ駅ビル西口前から午後1時50分出発(バスをチャーター)

《講師・演題》アサヒビール名誉顧問・中條高徳氏 「アサヒビールの奇跡」

《参加費》無料

《定員》40名(先着順)

《申込》当所工業部会担当24―1111まで


地元建設業の勝ち残り経営戦略

 「請負産業」としての経営形態自体が危ぶまれている日本の建設市場。「経営改革」を進め「勝ち組みとしての企業経営」を目指すべき。当所建設部会では基幹社員強化セミナーを企画。経営者、幹部、中堅基幹社員の方々の積極的な参加をお待ちしています。

《日時》11月18日(火)午後2時〜4時

《会場》十和田商工会議所5階会議室

《講師》平林修二氏(鞄本コンサルタントグループ建設産業システム研究所部長コンサルタント)

《受講料》1人2000円

《内容》@勝ち残りをかけた建設業界の動向と経営実態A勝ち残るための経営戦略事例の紹介B勝ち残り経営のポイントCまとめ質疑応答

《申込》当所建設部会担当24―1111


融資限度額拡大セーフティネット資金

 長引く景気低迷、冷夏及び台風14号等の異常気象災害による売上減少等、県内中小企業の経営環境が一層厳しさを増している。県は年末の資金需要期、中小企業向け特別保証融資のセーフティネット資金に異常気象災害枠を創設。

●異常気象災害枠概要

《融資対象者》冷夏や台風14号による農作物災害等の影響を受け、次のいずれかに該当するもの。@最近3ヶ月間の売上高・経常利益が前年同期に比し20%以上減少している、A当該年の連続する3ヶ月間の売上高の20%以上に相当する売掛債権が3ヶ月以上延滞している、B当該年に発生した売掛債権のうち300万円以上が回収不能となっているもの。

《融資限度額》通常の融資額と別枠2000万円以内

《融資期間》10年以内(うち据置2年以内)

《融資利率》年1・9%

《保証料》年0・7〜1・05%

●通常融資の融資条件の拡充・緩和

《融資限度額》最近3ヶ月間の売上高または受注高が過去3ヵ年のいずれかの年の同時期と比較して10%以上減少している場合、融資限度額が現行2000万円から3000万円に、融資期間が現行7年以内(据置1年以内)から10年以内(据置1年以内)に変更。

※取扱いは県内金融機関ですが、申込には商工会議所の推薦書が必要となりますので、当所相談所24―1111までご相談下さい。


検定試験情報

珠算検定試験(準級・下級・暗算)

検定日:12/14 申込受付:10/27〜11/12


 11月の主な行事 10月20日までに決まっている日程です

1日 十和田市商業まつり「秋のげんき市」(〜2日)

4日 十和田市秋まつり懇談会

7日 商工調停士会(東京にて、〜8日)

8日 財務管理習得セミナー(第2部、〜9日)

9日 創業講座(下期第2講)

11日 経営革新講座(下期第1講)

13日 年末移動経営金融相談会

16日 議員研修(〜19日まで)

17日 改正消費税講習会

18日 建設部会基幹社員強化セミナー

19日 第2回経営指導員研修会(〜20日)

20日 十和田市観光協会理事会

21日 パソコン教室(ECビジネス)  県連地域懇談会

23日 創業講座(下期第3講)

25日 経営技術研修会(〜26日)

26日 北里大学獣医畜産学部と当所三役との懇談会

27日 経営革新講座(下期第2講)

28日 中小企業金融公庫上十三地区懇談会


 パソコン教室のご案内 一人1台の少人数による“分りやすい”研修です。

ECビジネスコース

開催日 11月21日(金)午後6時〜8時

〔内容〕初心者の方を対象に、インターネットの基本と電子メールの送受信など

〔受講料〕会員3,000円 非会員6,000円

〔テキスト代〕1,000円

※詳細については当所企画情報課へ(定員がありますのでお早めに!)


 今月のショーウインドー

TVゲームショップ わんぱくこぞう

 若者、特に子供達に人気の店TVゲームショップわんぱくこぞう。総合衣料の椛轄竕ョが全国チェーンのわんぱくこぞうを始めたのは平成2年11月。店の一角に間借りして3坪から始めた同店も、現在では、独立した店舗を構えるほどに面積を拡大。店内には約4000種類の昔懐かしいファミコンから最新のゲームソフト、周辺機器等がズラリと並ぶ。小学生の間ではカードゲームが流行っているとあって種類も豊富に取り揃えている。会員登録(無料)をすればポイントで割引となり、イベントや最新情報がダイレクトメールで届く。会員コーナーも設けられその他特典も多い。

店長からのひとこと

 お客様の年齢層は幅広いですよ。下は小学生から会社帰りのサラリーマンまで。時には、おじいちゃんやおばあちゃんが孫のプレゼントにといらっしゃいます。分らないことがあればスタッフが丁寧にアドバイス、プレゼント用にラッピングもします。やっぱりお客様の笑顔が一番ですよね。私達スタッフは、コミュニケーションを大切にアットホームなお店を目指してます。常にお客様が求める最新の情報・サービスを提供するよう心掛けております。

場所 稲生町15-12  TEL/FAX 21-5368  営業 AM10:00〜PM8:00年中無休  代表 江渡 信貴 

ゲームに関することなら何なりとご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。


 ベストウイズクラブ 秋の全国特別キャンペーン

平成15年10月1日(水)〜11月28日(金)

アクサ生命の推進員及び当所職員が皆様のもとへおじゃまします。

 ありますかあなたのための一生涯の医療保険

終身医療保険1095

■一生涯の医療保障■通算最高1095日■生活習慣病や介護もカバー■保険料払い込み免除あり■不意の資金ニーズに契約者貸付制度■掛け捨てではありません

 将来の企業経営に活用できる機能性と安心をおとどけする大型保障

財務強化プラン(逓増定期特約付無配当終身保険)

■企業の成長に合わせた企業防衛資金をご用意いただけます■経営者の退職金の準備に最適です■不測の資金ニーズにも万全の備えが可能■払済保険への変更が可能■含み資産を効率的に形成できます■特約保険料は全額損金算入できます


  16回共済制度加入者大会

加入者の夕べ 豪華景品が当たる お楽しみ抽選会

残り少なくなりました!お早めにお求め下さい

狩人 ファンタジーナイト

共済制度ご加入の皆様へ日頃の感謝の意を込めて!ショーとお食事、抽選会。楽しい夜のひとときをごいっしょにいかがですか!

日時 平成15年12月4日(木) 開場:午後6時 大会開始:午後6時30分

場所 十和田富士屋グランドホール チケット 1枚6,000円

参加できる方 当所共済制度に加入されている方。加入されてない方はこの機会にお早めにご加入下さい。

お求め・お問合わせは

十和田商工会議所 電話24−1111 アクサ生命保険鰹\和田営業所 電話22−7504


編集部のつぶやき

秋風がますます冷たく感じる今日この頃です!

先日、長野県小布施町の造り酒屋に勤めるセーラさん(米国ペンシルバニア州)という方の講演を聞きました。町を活性化したい一心で、町長に一大イベントを提案。そして「イベント開催の意味、100のやらなければならない理由」を提出し、たった3ヵ月でその大イベントの開催に漕ぎ着けたエピソードを熱く語っていました。

今年の天候不順は農業者ばかりではなく商工業者にとっても大きな痛手となりました。この苦境を各方面へ声を大にして訴え、住民として地域活性化へ繋げていかなければ…などと志気を高めています。とは言うものの、何か思いついても私などは「100のやれない理由」を先に考えてしまいそうな気がします。    (がんちゃん)


 

 

 

 

 

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