十和田商工会議所ニュース

『Frontier』 2002年10月号(市民版)

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中心市街地活性化の推進支援など

市が要望事項に進捗状況を説明

市長は可能な限り前向きに検討

 当所では、当所の会員で構成される各部会から提出された意見を要望書に取りまとめ、7月22日に市に提出しました。そして9月27日グランドホールにおいて、主に最重点要望6項目及び重点要望7項目について、現在の進捗状況をご説明いただだくため、市長及び市の担当部課長を招き合同部会を開催しました。

 この合同部会は毎年実施されている説明会ですが、当所の稲本会頭は挨拶の中で、「厳しい経済情勢の中、デフレからの脱却が急務」と前置きし、商工会議所の使命として意見活動がいかに重要なものであるかを強調しました。

 また中野渡市長は、「新幹線八戸駅が開業すると、回りは一変し、当市も大きなインパクトを受ける。当市はより一層魅力あるまちづくりをもって、上十三地区の中心的役割を果たしていかなければならない。厳しい財政運営の中でも可能な限り真摯に受け止め、前向きに検討していきたい」と述べました。

 今回進捗状況の説明を受けたのは、最重点要望6項目と重点要望7項目ですが、うち最重点要望で1項目、重点要望で4項目が新規の要望事項となっています。 

当所の要望事項に対する市の回答(概略) 

最重点要望事項(※は新規) 

1.当市中心市街地活性化の推進のための支援継続方について

 中心市街地の活性化については、十和田市中心市街地活性化基本計画に基づいたTMOの基本構想づくりが進み、その中で市民・商業者が希望し、取り組もうとする事業が明らかにされたときは、市がこれを積極的に支援する。今後も、TMOが市民・商業者の自主的な力で早急に形成されるよう強く期待する。(商工観光課)

2.東北新幹線八戸駅開業に伴う要望

 1)東北新幹線八戸駅と十和田市を結ぶシャトルバスの運行方促進

 市としてもシャトルバスの必要性を認識し、主体となることが期待される交通事業者と協議したが、バス事業者からは、八戸駅から十和田市へのシャトルバスについては、採算性の問題から困難との回答を得ている。市では、新幹線開業後の需要を見ながら、関係機関への働きかけを検討していきたい。その際には会議所の協力をお願いしたい。(企画調整課)

 2)新幹線八戸駅に直結する道路(八戸・十和田・奥入瀬ライン)の早期完工促進

 (1)東北縦貫自動車道八戸線と主要地方道八戸三沢線の交差点付近にインターチェンジの建設

 (2)上市川地区のバイパス建設促進

 (3)国道45号へ接続のための奥入瀬川(六戸町)の「睦橋」の改良整備促進

 新幹線八戸駅に直結する道路(八戸・十和田・奥入瀬ライン)については、市の重点事業要望として、毎年度県に要望している。県の回答は、(1)については、5qほど先に「八戸インター」が開通されていることから厳しいものがあるとのこと。(2)については、上市川工区、張田工区、犬落瀬工区において事業着手しており、引き続き整備促進に努めるとのこと。(3)については、今年度地質調査に入ると聞いている。(土木課)

 3)官庁街通りに面した大型バスの駐車場と物産館の設置促進※

 駐車場については、観光客からの事前の申込やイベント開催時において、市の駐車場の一部を大型観光バス専用駐車場として確保するなどの対応を図っている。今後は駐車場需要が大きいイベント開催時にスペースの拡大を図る等、ソフト面での対応を検討していきたい。物産館については、長期的課題として採算性等も考慮し、必要性も含めて広く市民の意見を聞きながら総合的に判断していきたい。(企画調整課)

3.十和田市立中央病院の現在地における増改築の早期実現

 およそ3年の月日をかけて調査・分析等を重ね、この間、アンケートや市民懇談会等住民の皆様から協力いただき、最終的には病院の運営審議会での諮問・答申を経て、現在地に建設する基本的な考え方に至っている。本年度は建設基本計画を策定し、建設に向けて着実に作業を進めていきたい。(病院業務課)

4.新渡戸記念館の整備と太素塚の環境整備の促進

 現時点で記念館の具体的な改築計画はない。ただ当記念館は当市の歴史・文化を知るとともに、観光資源としても重要な役割を果たすものと、昨年度は市の郷土館や三本木原開拓渋沢農場文庫と併せた(仮称)三本木原開拓記念館の構想検討委員会を設置し、施設のあり方等を検討してきた。現在、その「検討結果報告書」をもとに、整備手法など今後の進め方を庁内で検討している。太素塚の整備については、今年度、トイレの改修工事を実施しているが、今後とも都市公園としての機能整備と併せて環境整備に努める。(企画調整課) 

重点要望事項(新規のみ掲載) 

〇道路整備財源の確保について

 地方は道路が生命線であり、道路網の整備は長期的な視点に立って、より一層推進することが不可欠。道路特定財源の一般財源化等は、道路整備の進捗に重大な影響を来たす恐れがある。市では道路特定財源制度の堅持に向けて、全国市長会を通じ国に要望してきている。今後も引き続き関係機関に働きかけていく。市議会でも意見書が可決され、関係機関に要望を行っている。(土木課)

〇公共施設のモデル化(共同溝、ユニバーサルデザイン等)による整備推進と 十和田市のPR事業の推進

 公共施設のモデル化ついては、バリアフリー対応等日常より積極的に取り組んでいるところ。ユニバーサルデザイン等についても検討し、施設のモデル化の実現に努力しなければと認識している。このことにより、魅力ある市街地の形成を図れるものと考えており、「住みたい街づくり」のための取り組みを推進していきたい。(都市整備建築課)

〇官庁街通りの松・桜並木の景観維持のための保全管理

 常日頃より保全、保護に努めているところ。日本の道百選の官庁街通りを維持し、さらに魅力的な景観をつくるよう努めている。今後も継続し、さらに計画的な補植も視野にいれ並木の維持・保全に努めていく。(都市整備建築課)

〇国道102号沿い(ポニー温泉から深持入口付近)の松並木について地域遺産の保全と交通安全対策のための整備促進

 同松並木は、貴重な歴史的遺産としての景観形成及びその保護が必要なことから、昭和51年に市の保存樹木として指定した。松並木所有者や道路管理者である県とも協議し、地域遺産としての保全と道路交通安全対策が進められるよう努めていきたい。(都市整備建築課)

〇当市への誘客に伴う案内標識板の見直しと整備

 案内標識板設置については、本市への誘客促進と観光振興に結びつけるため、市独自のデザインを行い、より判かりやすい観光案内板を、本年度も新たに17基配置する。今後もより親切な道路・施設などの案内を図ることとしている。(商工観光課)


 秋まつりの行方

基本は法律遵守  町内会参加の検討委員会で対応 (社)十和田市観光協会

 十和田市で開催の一連の「まつり」。今年も季節の移り変わりとともに、「春まつり」・「夏まつり」が開催され、市民の声援を受け、市民参加型の最大イベント「十和田市秋まつり」が9月13・14・15日の3日間盛大に開催され、行く秋を惜しむように終了いたしました。

 今年の「秋まつり」は、「山車」が少なく「太鼓車」だけの参加町内会が多かったようです。見る側からは「昨年までの秋まつりとは違う」との声が多く聞かれました。その原因は、市民の皆様も既に新聞報道等でご承知のとおり、「エンジン付き山車などは一般道通行不許可」という警察の指導を受け、各町内会が工夫を凝らした山車・太鼓車を製作した結果と考えられます。さらに問題はまだまだ山積みで、既に警察サイドからは、「平成15年の秋まつり運行からは、確実に法律遵守で運行して下さい」との指導を受けております。

@山車小屋から運行待機場所、及び運行終了場所から山車小屋までは牽引にて対処。

A運行区間内において、エンジン搭載での自走は法律違反となるため対策を講じること・・・等々。

 これら指導内容は十和田市秋まつりにとって、一朝一夕で解決できない、そして逃れることのできない高いハードルです。既に、来年の「秋まつり」に向け始動している町内会もあるようです。来年の開催に向け、秋まつり関係者一同が協力し、この問題に積極的に取り組んでいかなければなりません。

 主催団体として(社)十和田市観光協会では今後、秋まつりの主役となる各町内会からも参加を募り、検討委員会を開催し、来年以降の秋まつり運行の基本方針を検討して参ります。 

 「独自性」を前面に打ち出した「十和田市秋まつり」を創りあげていくためにも、主催者側はもちろん、主役である参加町内会の皆様、そして市民の皆様の全面的な協力が必要となります。なにとぞご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


 十和田商工会議所TMO構想策定協議会が本格稼動

今後の運営と事業計画を討議    TMO準備室から

協議会委員長に稲本会頭

 TMO構想の早期策定による中心市街地まちづくりと商業活性化を目指す当所の第1回TMO構想策定協議会委員会議が9月24日、当商工会館で開催されました。当日は、協議会委員長に稲本会頭、委員長職務代行者に平野副会頭と田中庸治十和田市商店街連合会長の2名を選出し、本年度の運営方針と事業計画の他、今後の運営方法を協議しました。

各街区のアイデアプランを7項目の視点で整理

 委員会議の討議では、委員会議に先行して立ち上げしていたTMO準備室から、昨年度調査事業の一環として実施した稲生町地区のワークショップ結果取り纏めにおいて浮かび上がったアイデアレベルの各街区の商業等活性化プランについて、区域規模、地形形状、建物の立地状況、地権者等の権利関係者数など7項目の視点から整理してみた資料が討議参考資料として提示されました。委員意見交換では、「目標とする事業絞り込みを通じて着手しやすい地区から当面重点的に推進するべき」との意見や、「まちづくり活性化についての街区内の地権等権利者の意向掌握の促進」、「各街区毎の小規模開発整備の考え方と並行して街区規模の面的開発を視点に入れたトータル的開発もまた検討してはどうか」等の意見が出されました。

イオン街中出店は協議継続

 なお、昨年表明されたイオンの街なか出店打診に対するその取り扱い対応については、当協議会として引き続き協議継続扱いとなっており、この対応方針決定についての討議も前年度からの繰り越し課題となっています。

 この点も含め、今年度内のTMO構想策定を目指し、中心まちづくり活性化推進のための目標とする事業の掘り起こし考究に向けた討議等方向性について、次回以降さらに引き続き十分意見交換を重ねていくこととなりました。


とわだNPO塾2002(入門編) NPOマネジメント講座

非営利組織になぜマネジメントが必要か

 市民がNPO/市民活動団体を運営していくためには、さまざまな困難にぶつかります。困難解決のためには団体に関わる人材のスキルアップが求められます。組織のマネジメント能力向上と活動分野を超えたネットワーク形成の機会として是非ご参加下さい。地域のために何かしたいと思っている方、NPOに興味のある方ならどなたでも参加できます。

日 時:10月30日(水) 18:30〜20:30

会 場:十和田商工会館

参加料:無  料

講 師:三上 亨(NPO推進青森会議事務局長)

共 催:十和田商工会議所・特定非営

    利活動法人NPO推進青森会議

問合せ:十和田商工会議所 TEL24-1111


 15回共済制度加入者大会  辺見マリ・お食事・大抽選会

当所共済制度加入者の皆様へ、日頃の感謝の意を込めて・・・

日時:12月6日(金)  午後6時30分

場所:グランドホール

チケット:6,500円

当所(TEL24-1111)、アクサ生命十和田営業所(TEL22-7504)


 多くの会員 大きな力

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 商工会議所では、各種の陳情・要望活動、会員交流、経営相談(金融・税務・労務等)、人材育成(検定・講習会等)、福利厚生(労働保険・共済等)、街づくり、地域振興等、その他関連事業として観光事業からインターネットプロバイダー代理店まで、皆様のお役に立つ事業を展開しています。

 十和田市内で6ケ月以上継続して事業を営む商工業者の方ならどなたでも入会できます。

 あなたのご入会をお待ちしております。

入会のお申込み・お問い合わせは

 十和田商工会議所総務課 TEL24―1111まで

 URL http://www.towada.or.jp

 E-mail towada@towada.or.jp


 県弁護士会法律相談

毎週木曜日 当所2階で開催 午後1時30分〜4時

青森県弁護士会十和田法律相談センター(当所2階)

相談申し込み先 TEL017-777-7285 青森県弁護士会

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