商業タウンマネジメント(TMO)計画策定調査事業報告
3地区の想定事業をラインアップ
「街づくりは市民の手で」と、平成12年8月、中心市街地活性化法にもとづき市が策定した「十和田市中心市街地活性化基本計画」。当所ではこの計画をまちづくりの土壌と位置付け、商業者・市民との緊密なパートナーシップを図りながら、具体的な事業計画を早期に策定する必要があるとの認識のもとに、昨年度、TMO推進協議会を立上げ、商業タウンマネジメント計画策定調査事業に取り組みました。
調査事業では、まず、中心商店街区以外の地区においては、まちづくり懇談会を開催し市民・商業者への啓発と意識把握をおこないました。また、中心商店街区においては、まちづくりアンケートや、稲生町を南・中・北の3つに分け、「商業者・市民意識意向」の把握や「TMO基本構想」づくりに進むために必要な成果物を生み出すことを目標に、稲生町コンパクトタウン検討会を開催しました。検討会では、数々の活性化案が提出され、アイディアのたたき台レベルとしての想定事業への区分けを行いました。14年度は、これらをもとに、さらに実現可能な具体案の絞込み作業を展開していきます。
中地区(稲生町4〜5丁目)で提案された事業案
1.CDC設立
当面の短期ソフト事業の主体。
2.アーケード・車道、準遊休地の利用事業
歩行者天国等のイベント、露店、市日。
3.空店舗対策事業
アミューズメント性業種・業態の誘致。
4.来街者・付近住民サービスの提供
循環バス、乗合タクシー、宅配サービス、学童保育、託児 所、託老施設、 休憩所、イベント会場。
5.駐車場システムの整備
駐車場の共同化、お買物ポイント制の導入。
6.公衆トイレ整備等
7.コの字型ポケットパークまたはパティオの整備
1F魚菜市場型店舗、2F公衆利便機能施設または住宅駐車場併設。
8.門前公園風パサージュの整備
全天候型遊歩道整備、地元特産品・土産品、飲食店、短期チャレンジショップ等の業種立地誘導、簡単に入れる駐車場併設。
9.ショッピングモール、ポケットパークの整備
路地・広場の構成、東西パサージュ整備、裏側に駐車場整備、ショッピングモール化。
10.商業・公益複合施設の整備
1F店舗(生鮮三品等)、2・3F公的施設(サテライト機能施設)
南地区(稲生町1〜3丁目)で提案された事業案
1.南北仲通新設事業
(南地区基幹事業)
地権者の用地提供(代替地確保)、南北仲通の新設、仲通両面の活用。
2.高齢者用集合住宅・経営事業
3.保育所・集会所兼休憩所経営事業
4.公園・共同駐車場の整備事業
5.歩道空間の整備事業
小社水辺空間整備(小便小僧、稲荷様、管公様、八幡様等)。
6.集合店舗の整備事業
生鮮三品店誘致。
7.作業場開放・小観光素材の整備事業
作業場開放リニューアル、職人技等小観光素材の整備提供。
北地区(稲生町6〜8丁目)で提案された事業案
1.「街づくり協定」締結事業
住環境整備地区への住民協議、「街づくり宣言」「街づくり協定」の締結。
1-@.生活密着型公的施設及び空間整備事業
商住混在・ユニバーサルな地区づくりへの合意(「街づくり協定」の締結)。共同空間・遊動空間の整備、公益的施設・共同住宅等の整備。
1-A.複合的土地・建物利用事業
商住混在・ユニバーサルな地区づくりへの合意(「街づくり協定」の締結)。(並行)パティオ・パサージュ整備、(並行)公衆利便空間の確保。
さわやか川柳
公式に当てはめられぬ子が光り 木村 智
いつの世も公式にないユニークな発想が次の時代を切り開く、良い子ばかりでは進歩がない。
どこまでが本音か笑顔しか見えず 八木田幸子
とくに政治家の話し合いのようすは、テレビで見ていても、敵味方がよくわからない。
主婦の目はきびしく食品選んでる 土岐 次子
食品だけではありません、お客様を大事にしましょう。商人の原点を忘れずに!
十和田商工会議所IT塾 パソコン教室のご案内
パソコン初心者でも心配なし。これからのやる気が肝要です。
各コースとも定員10名。1人1台の少人数による分かりやすい研修です。なお、申込者数や講師の都合により、日程の変更または開催を中止する場合もありますので、あらかじめ、当所相談所(電話24−1111)まで申込状況を確認の上お申込み下さい。
《今回(7月)募集コース》
●ECビジネスコース…2時間コース
〔内容〕 初心者の方を対象に、インターネットの基本と電子メールの送受信など、わかりやすく教習します。
〔受講料〕 会員 3,000円 非会員 6,000円 〔テキスト代〕 1,000円
〔開催日時〕 平成14年7月23日(火)午後6時〜午後8時
《8月開講するコース》
●ECビジネスコース 8月19日(月)午後3時〜5時
〔内容〕 初心者の方を対象に、インターネット基本と電子メールの送受信など
〔受講料〕 会員 3,000円 非会員 6,000円 〔テキスト代〕 1,000円
●エクセル入門コース 8月20日(火)〜21日(水)午後2時〜5時 2日間
〔内容〕 表計算、関数の使い方等
〔受講料〕 会員 6,000円 非会員 12,000円
〔テキスト代〕 2,100円(ワード入門コースと共通)
●ワード入門コース 8月22日(木)〜23日(金)午後6時〜9時 2日間
〔内容〕 文書作成、書式設定、編集、表の作成等
〔受講料〕 会員 6,000円 非会員 12,000円
〔テキスト代〕 2,100円(エクセル入門コースと共通)
●ホームページ作成入門 8月22日(木)〜23日(金)午後2時〜5時 2日間
〔内容〕 画像付きのホームページ作成等
〔受講料〕 会員 6,000円 非会員 12,000円 〔テキスト代〕 980円
がんばってます
十和田珠算塾 ちとせ教室 楠美 一郎さん(41歳)
十和田珠算塾の経営者・楠美清弘氏に珠算を習った記憶のある読者も多いのではなかろうか。昭和32年に十和田市で珠算塾を開業して以来、現在も現役で十和田市の珠算界に貢献する楠美清弘氏は、県内の珠算界でも草分け的存在だ。
その血を受け継ぐ長男一郎氏もやはり、小学校3年生の時から父親に珠算の手ほどきを受け、中学3年で8段位を取得、高校では東北大会での優勝経験をはじめ、多くの入賞経歴を持つ。現在、市内に4つある塾分室のうち、ちとせ教室を任され既に17年目。
塾経営に携わった当時のことを教えて下さい
今思えば全く素人でした。塾経営どころか生徒への教え方さえたどたどしいものでした(笑)。生徒に教えられることの方が多かったですね。いっしょに成長して来たって感じです。
珠算塾というお仕事について何か
塾っていうのは自然発生的な異年齢の子ども達の社交場ではないでしょうか。学校で言えば部活動的存在ですかね。まじめな子もいるし、ガキ大将もいます。
また、最近は全国的に珠算塾の生徒数が伸び悩んでいます。少子化で絶対的な子どもの数が減ってきていることも事実ですが、実はそんなことは言い訳にすぎません。その中でいかに多くの子ども達に珠算を普及させていくかです。
先生のこだわりは何ですか
子どもには個人差があるのが当然です。子どもが理解できないのは、教える側の問題です。個人指導できることに「塾」はこだわるべきではないでしょうか。
珠算をPRして下さい
珠算の良いところは数への劣等感を解消できることです。右脳を訓練し、数感覚を身に付ける。それを応用し、自信につなげることです。もちろん大会出場に、珠算のおもしろさを見い出す子ども達もいます。それこそ日本珠算連盟主催の通信大会で、学年別ですが、2年連続で全国一になった子もいますよ。
ご趣味を教えて下さい
以前はよく川釣りに遠くまで足を運びました。最近はごぶさたですが、そのかわり家族でよくアウトドアを楽しみます。テントを持って行き当たりばったりの旅もいいもんですよ。
先日、十和田珠算連盟の総会で、会員の推薦のもと、前会長の父・清弘氏の後を受け新会長に就任したばかり。業界発展のためにも今後より一層がんばっていただきたいですね。(編集部)
目で見る6月
各対策委員会正副委員長会議
6月3日当所で開催。「会議所の使命は政策提言、意見活動だ。しかし、多様化する中、人々の意見は様々。原理と良識に基づいた意見活動をし、研鑚していきたい。そして、これらを考えるところが、この委員会の場だ」と稲本会頭は挨拶した。
会員親睦カレイ釣り大会
(6月19日・野辺地沖で開催)写真はひとでとカレイのダブルを釣り上げた荒岡商店の荒岡賢次郎さん。優勝は39・5pで下久保左官の下久保貞造さんでした。
市部長と当所7部会長との懇談会
当所では毎年、部会から上がった要望事項を取りまとめ、市に要望書を提出している。今年は7月中旬の予定だが、市へ要望内容をより正確に伝え、真意を理解していただくため、6月27日市部長との懇談会を開催した。
IT塾パソコン教室
今年度最初の教室(6月20日開催)は、超初心者向けに開催。今後も機会を見て開催する予定です。
第22回会員親睦ゴルフコンペ
優勝は東信興業鰍フ小笠原良さん(写真左)。カップを手渡すのは、残念ながら今回出場できなかった石川副会頭。(6月25日開催、懇親会場にて)
十和田地区雇用対策協議会定時総会
(6月7日、富士屋ホテル)稲本純一会長は挨拶の中で、現状の景気と雇用情勢を背景に、新規学卒者から若者の離職問題等に触れ、インターンシップ制度など関係者のさらなる連携を求めた。
十和田市飲食業協会定時総会
(6月19日・富士屋ホテル)飲食業界の福祉と繁栄、社会的経済的向上を目的とする同協会。今年度は、会員の増強に力を入れる。
当所大売出し連盟定時総会
(6月24日、富士屋ホテル)厳しい状況が続く当市商業界。市内の商店、中・大型店の一層の団結が求められる。
ピカソ、シャガール、ドガ、ボヌールをはじめ時代が生んだ22人の天才たち。
天才たちの馬展
ほとばしる感性がとらえた「馬」の芸術。
場所:十和田市称徳館
期間:平成14年7月21日〜8月18日(7/29・8/5は休館)
時間:9時〜16時30分(但し7月22日は正午から開館)
主催:十和田市 協力:(財)馬事文化財団 馬の博物館、青森県郷土館
問合せ:十和田市称徳館(0176−26−2100) 特別観覧料:300円(入館料:一般500円・大学生300円・小中学生100円は別途)
青年部INFORMSTION
7月14日
Yosakoi夢まつりにフリーマーケットで参加
青年部の7月恒例行事となりました『フリーマーケット』を思い起こしますと、平成6年、青年部の5周年記念事業として『駒街道フリーマーケット』をスタートして以来、8年間に渡り『魚つかみどり』や、メンバーによる屋台など、たくさんの方々から好評を得て参りました。副会頭の石川先輩が『7月の第4日曜日は、絶対に雨が降らない!』とおっしゃられていたとおりで、一度も雨にあたらず、『魚つかみどり』も天気が良いので多少の濡れなど誰も気にせず、一生懸命に大人も子供もニジマスを追いかけていたのが印象的でした。
昨年『とわだYosakoi夢まつり実行委員会』が設置され、西茜会のメンバーが中心となって、7月に『とわだYosakoi夢まつり』が開催されました。私達は、『駒っこ広場夏まつり』との同時開催の道を考えましたが、『駒っこ広場夏まつり』の準備が既に整っており、この年の同時開催は諦めることになりました。
昨年末より、青年部役員会で話し合いを重ね、将来的にさらに発展を遂げ、市の活性化も考えられる『とわだYosakoi夢まつり』を今年度より支援していこうということになりました。その結果今年から、市民参加による『フリーマーケット』での支援を決め、踊り手の方の余暇と、観客の動員増を狙うこととしました。札幌で行われた『YOSAKOIソーラン祭り』ほどとはいかないまでも、県の夏まつりのスタートを飾るまつりに発展するように、今後も協力をしていきたいと考えております。会員皆様の応援もよろしくお願い申し上げます。
(駒街道副委員長 石川原光春)
告知板
創業講座受講者募集
創業の基礎知識から事業計画作りまでを、経験豊富な講師陣と起業家がわかりやすく教習。
《日程》7月14日、7月28日、8月25日の3日間、9時から16時まで。
《開催場所》十和田商工会館
《定員・対象》20名、新規開業を目指すサラリーマン、OL、主婦、パートタイマー、学生どなたでも可。但し3回とも受講できる方。(申込みに伴う簡易審査で受講者を選定させていただくこともあります)
《受講料》3000円(昼食付き)
《申込・問合せ》7月10日までに申込書に記入の上、当所中小企業相談所24‐1111へお申込下さい。
建設・建設関連業向け経営革新講座受講者募集
日本経済は今、未曾有の不況下にあり、特に本県の建設関連業界の経営内外環境はさらに厳しさを増し、従来の経営の延長線では生き残れない時代に突入しています。
《日時・内容》
7月25日…問題点の把握と革新の重点をつかむ
8月8日…経営計画策定と実行予算制度の確立
8月27日…経営革新戦略と改善計画実践指導
各10時〜17時。
《講師》税理士・若山恵佐雄氏(去瘤R経営代表取締役)、中小企業診断士・田上康朗氏(中小建設業指導のベテラン診断士)
《定員》20名(3日間受講できる方、3期分決算書を準備できる方、パソコン入力操作を多少できる方)
《会場》十和田商工会館
《受講料》3000円(昼食込み)
《申込・問合せ》7月22日までに申込書に記入の上、当所相談所24‐1111へお申込み下さい。
企業・求人ガイドブックを作成
十和田地区雇用対策協議会では、十和田地区求人企業の平成15年4月採用予定等を掲載したガイドブックを作成。ご希望の方には無料で差し上げます。当所業務課24‐1111まで
雇用管理改善セミナー
雇用管理に関するトラブルで、その発生頻度が高いものを具体的事例により紹介します。
《テーマ》頻発する個別労使間トラブルの事例とそのポイント
《講師》増渕敏雄氏(社会保険労務士)
《日時・場所》7月26日、13時30分〜15時30分、十和田商工会館5階会議室
《定員》30名・参加料無料
《申込・問合せ》7月24日までに雇用能力開発機構青森センター企画部門рO17‐777‐1234
2002ミスとわだ参加者募集
今年も十和田市夏まつりのオープニングイベントで、8月9日、ミスとわだコンテストを開催します。下記応募資格を満たす方は、ふるってご応募下さい。
日時・場所 8月9日(金) 午後6時30分〜 駒っこ広場
応募資格
十和田市在住か、出身または勤務している方で、18歳以上30才までの独身女性。次の項目が可能な方。(高校生は不可)
1)ミスとわだ受賞者は、(社)十和田市観光協会主催行事に参加していただきます。
2)ミスとわだ受賞者は、公的機関から行事参加要請があった場合は、参加の諾否は個人と各企業の裁量に委ねます。
審 査
審査員が簡単な質問をし、審査いたします。当日の服装は夏らしく浴衣姿でご参加下さい。
入 賞
ミス2名・・・賞金10万円、東京旅行往復航空券(鞄本エアシステム協賛)、ユニフォーム、トロフィー他。
申込方法
所定の申込書に記入の上、(社)十和田市観光協会(電話24−1111)までお申込み下さい。締切は7月31日です。
「きてみで・かだって広場」同時開催
生ビール片手に十和田の定番グルメをご賞味下さい。
日時・場所 8月8日(木)〜10日(土) 午後5時〜8時30分 駒っこ広場(雨天時は商工会館1階)
チケット販売 前売り1,500円 当日1,800円
十和田商工会議所(24‐1111)。前売り券は8月7日までにお買い求め下さい
編集部のつぶやき
夏は夜店で
バイパスも出来たことだし旧国道を中心としている市商店街も「歩行者天国」を夜やってもらいたいとシロウトは気が早い。そんなことを考えたりする。
歩道を夜店にし、旧国道を人間の自由気ままな気分にまかせて歩いてもらう。
昔は、お盆の帰り、夜店をひやかしながら歩いたものだった。自分の店の前は自分の灯篭で飾ったりして。
ショーウインドーコンクール
十数年前にフロンティアのコラムに書いたことがあるが、各商店の創意工夫の最も見えるのが、商品のアレンジメントとショーウインドーのデザインだと思うのだがどうだろう。店の活性化は店主の頭の活性化、この際、ショーウインドーコンクールなどやってみたらいかがかな?(晃)