十和田商工会議所ニュース

『Frontier』より 1999年9月

● 臨時議員総会開催

空き店舗対策 チャレンジショップ事業など3事業を予定

 soukai9909.jpg (3701 バイト)当所の平成11年度第1回臨時議員総会が8月26日(木)、商工会館5階会議室を会場に、45名の出席(委任状12通含む)で開催された。また、議案審議の前に、東北六県商工会議所連合会表彰の表彰状が、稲本会頭から受賞者7名に伝達された。

 会議の議案は、平成11年度商店街活性化事業特別会計収支補正予算(案)承認の件。

  報告事項として・新入会員について・十和田松木屋閉店に関わる特別委員会設置について・東北新幹線八戸駅開業協議会設立について・新規高等学校卒業者の採用枠拡大について・きてみで・かだって広場開催について・夏まつりについて・「十和田商工会議所地域特産品等販路開拓推進委員会」委員について・「十和田商工会議所空き店舗対策委員会」委員について・商店街活性化フォーラム(日商と当所共催事業)について・「活彩あおもり大祭典99」(東京ドーム11月26・27・28日開催)ヘの寄付状況・「未来ヘアクセス 地域道路整備促進の集い」について、以上11項目が報告された。

東北6県商工会議所連合会表彰

役員表彰

勤続20年 監事 米澤達也

職員表彰

勤続35年 津吉通正

勤続30年 栗山ちや子

勤続25年 小笠原政雄

勤統20年 桜田雅章

勤統20年 米田謙一

勤続20年 工藤幸子


十和田松木屋閉店について特別委員会設置を検討

 既に7月19日商店街連合会から「松木屋閉店問題を一私企業の問題として見逃すことはできない。問題はすでに商店街で対処できる範囲を超えている。会議所内に対策組織を設けてもらえれば、当連合会から委員を派遣し、テナント誘致等の交渉に当ることもやぶさかではない。対応の一本化をはかるためにも、会議所が窓口となることが適当と思われる」と別表lのような要望書が提出されている。

 この要望を受け当所では、去る8月9日、商業対策委員と4商店街理事長との合同会議を開催した。平野副会頭を委員長に、商業対策委員と4商店街の各理事長を要員とする特別委員会の組織化を検討。しかし、8月18日開催された常議員会では、協議の上、「その必要性は重視するが委貝会の主旨、活動内容・範囲、任期、実施予算等十分留意した上で取り組むべき」と、委員会の設置については、なお検討の必要有りとした。


 空き店舗対策3事業を予定

 本年度当所では、商店街等活性化先進事業実施のため、別表2の委員17名により、空き店舗対策委員会を設置した。

◎チャレンジショップ事業

 4号線沿いの中心商店街に6空き店舗(4建物)を募集し借り上げ、上十三地区から募集する新規創業者に入居営業してもらうもの。なお、借り上げ店舗の家賃等は、一定額を上限に当事業で負担する。

◎情報提供事業

 空き店舗の賃貸条件等の情報を把握し、当所のホームページヘの掲出やチラシ折り込みなどで新規開業等のテナント希望者に情報提供。また、中心商店街区にインターネット無料体験コーナーや休憩所を設置し(仮称「アンテナ館」)期間中常設。不用品交換会の会場供用などとしても活用。

◎イベント事業

 より一層、集誘客による商業活性化を助長するために、商業者と連携のもと、キャラクターショーなどの集客かつコミュニティータイプのイベントを年3回開催。他、農業関係者とのタイアップによる当農産地直売コーナーも開設予定。

(別表1)松木屋閉店に係わる要望書(一部抜粋)

営業継続のお願い

(1)従来と同じ、都市型デパートのテナント誘致を希望します。

(2)上記が困難なときは、

・1Fに食品スーパーをテナント誘致

単なる集客効果にとどまらず、商店街に居を構える生活者の利便性の観点からも、是非にお願い申し上げます。

・2Fにアパレル小売業等の個別テナント誘致

・3F以上は公共施設・公益団体事務所および集会所を誘致

(別表2)十和田商工会議所空き店舗対策委員会 委 員

H11.8.18〜12.3.31

氏名 役職名

平野 郁太郎 十和田商工会議所 副会頭

井上 隆 青森大学経営学部 教 授

川村 俊一 十和田市経済部理事・商工観光課長

石川 正憲 十和田商工会議所 常議員

古舘 實 十和田商工会議所商業対策委員会 委員長

的場 秀浩 十和田商工会議所食品商業部会 部会長

高屋 健一 十和田商工会議所生活文化商業部会 部会長

水尻 公雄 十和田市農業協同組合 専務理事

沢目 寿弘 十和田市農業委員会青年経営者会議 会 長

中野 恵子 十和田市農業委員会アグリレディース十和田 会 長

中渡 博 十和田商工会議所青年部 会 長

勝山 美恵 十和田商工会議所婦人会 会 長

木村 祐直 十和田市南商店街振興組合 理事長

岩間 恵美郎 十和田市中央商店街振興組合 理事長

松橋 正義 十和田市六丁目商店街振興組合 理事長

田中 庸治 十和田市七八丁目商店街振興組合 理事長

川上 堅志郎 十和田商工会議所 専務理事


LOBO7月結果

景況感底離れ探る DI値再びマイナス幅縮小

日本商工会議所が八月二日に発表したLOBO(早期景気観測)

 産業別に見ると建設業では、公共工事については「ある程度の量が確保されているが、工事の大型化により中小まで仕事が回ってこない」としているが、先行きの発注に対する関心が高い。住宅建設については「住宅取得促進税制の効果から着工件数は徐々に増えているようだが、工事は大手住宅メーカーに流れており中小にはあまり回ってこない」との指摘も多い。

 製造業では、電子部品製造からは「在庫調整が一巡し受注量増加の兆し」「好転傾向が見られる」などの声が寄せられた。住宅関連では、製材から「住宅着工件数が増えているのは明るい兆しだが価格や工法の問題から『労多くして益なし』の状態」などが指摘された。

 卸売業では、「下げ止まりの感があるが消費者は将来への不安を払拭できず需要の停滞は当分続く」との見方。

 小売業では、引き続き客単価の下落や客数の減少など消費の低迷の指摘が多い。七月は夏物衣料、住居関連、雑貨の落ち込みが大きく前年水準を割り込み、中元商戦も法人需要の低迷が引き続いていることに加え、個人についてもボーナスの減少による件数絞り込みにより前年割れとの声が多い。

 サービス業では、「一時期の低迷からは底離れしてきたが客単価は相変わらず低い」など業況の低迷を指摘している。先行きについては夏休みの客数増への期待が大きい。

 向こう三カ月(八月〜十月)の先行き見通しは全産業合計の業況DI(今月比ベース)が▲二九・四となり、現状より好転するとの見方となっている。

業況DI(前年同月比)の推移

11年 2月 3月 4月 5月 6月 先行き見通し8〜10月

全国全産業 ▲56.2▲49.2▲45.9▲46.0▲46.7▲44.6▲29.4(▲47.1)

建設▲53.1▲41.1▲45.4▲41.2▲45.1▲41.2▲32.0(▲52.7)

製造▲61.7▲52.5▲50.5▲49.7▲48.6▲43.1▲24.6(▲52.3)

卸売▲44.5▲40.9▲35.6▲41.7▲46.2▲42.0▲22.6(▲40.5)

小売▲57.9▲52.6▲46.8▲51.0▲47.3▲50.2▲37.4(▲46.0)

サービス▲54.8▲49.8▲44.3▲40.2▲45.1▲42.6▲25.741.9(▲)

東北全産業▲65.1▲47.0▲46.1▲42.4▲38.1▲37.7▲23.8(▲53.5)

※「先行き見通し」は当月に比べた向こう3ヶ月の先行き見通しDI( )内は昨年7月の先行き見通しDI〈以下同じ〉


青年部INFORMATION

十和田商工会議所青年部創立10周年記念式典・記念事業を終えて

入り口広場有効活用への一石 副会長 今泉湧水

 七月二十五日(日)、前日までの天気が嘘の様な晴天に恵まれ、十和田商工会議所青年部十周年記念事業であるフリーマーケット、中島マリものまねショーが開催された。

 フリーマーケットは、5周年記念事業としてスタートして以来、出店数もお客様も年々増えており、ある程度定着した様にも思う。私は毎年参加して来たが今年初めて

一、何故年一回しかやらないのか。

一、夏場だけでもあと二回位出来ないか。

一、休日に勝手に店を出せる様に出来ないか。

との質問・要望を3人の方からいただいた。確かに、自分で値段設定をし、お客様と直接交渉するという事は大変楽しく、しかも勉強になる。出来うれば親子で出店していただければいいのではないかと思う。

 中島マリものまねショーには炎天下にも係わらず多くの方々に楽しんでいただけたと思うし、あの入口広場のPRあるいは有効活用への一石となればと思う。


実感、青年部スピリッツ 10周年記念事業実行委員長 桜田裕幸

 7月24日、25日の2日間にわたっての記念式典、記念事業という10周年実行委員会事業への青年部会員のご協力大変ごくろうさまでした。そしてまた、当青年部の活動に常日頃からご理解、ご支援、ご協力を頂いている多くの皆様に感謝申し上げます。

 創立理念とか当初の苦労話しなどまったく知らなかった私でしたが、この事業に携わる事ができたおかげで、青年部スピリッツというか、自分たちが今、こうやって伝統作りの一躍を担っているんだという実感を得ることができました。7月最後の土日は、統計上雨が降らないという石川先輩の冗談はほんとうだったんですね。最後に、ぜひとも中島マリさんには「ものまね王座決定戦グランプリ」を取ってもらいたいものですが…


融資利率情報 マル経の金利は年2.2%

マル経(小企業等経営改善資金融資)の融資利率が年2.2%に変更されました。(平成11年8月10日より)

融資対象 商業・サービス業の場合 常時雇用が5人以下  製造業・建設業等の場合 常時雇用が20人以下

融資限度 ・運転資金・設備資金に対して最高550万円 他、別枠450万円以内利用可

返済期間 ・運転資金→5年以内 ・設備資金→7年以内

申し込みは当所(24-1111)相談所


展示品紹介

十和田市立新渡戸記念館 北郡深持村御取分新田は印内割小絵図

 nitobe9909.jpg (5236 バイト)三本木原開拓に着手してから十年目の慶応元年(一八六五)九月、開拓の成果を調べる「新田検地」が行われました。検地にあたり三本木新田全体の大絵図と深持村(五枚)、三本木村(十三枚)、相坂村(六枚)の三か村の開拓地域を「いろは」順で示した小絵図が作成されました。

 この小絵図は深持村の内「上小田」の辺りです。耕作者は「市右衛門、仁左衛門、善太郎」と書かれています。一筆ごとに田畑の面積や耕作者の名前が記載され、当時の開拓地域の様子は勿論、地名や人名を知ることが出来ます。

 この時の「御検地帳」によると、三ケ村内に、新しく石高九七0石余りの田畑が増えており、三本木原開拓に着手してからわずか十年での収穫は実に驚異的なことでありました。

十和田市立新渡戸記念館

〒034−0031十和田市東三番町24−1Tel/Fax 23−4430江渡 修一/記


十和田商工会議所生命共済発足30周年記念

第12回十和田商工会議所共済制度加入者大会

  加入者の夕べ 角川 博 ショー   ただいまチケット販売中

当所の共済制度にご加入者の皆様へ、日頃の感謝を込めて、恒例の共済制度加入者大会を開催いたします。

 今年は当所の生命共済発足30周年を記念して、食事をしながら、豪華景品が当るお楽しみ抽選会と「角川博ショー」をお楽しみいただきます。是非ご参加下さい。

参加料 1名 8000円。

チケットは会議所共済の“日本団体生命”十和田営業所窓口で販売。先着500名。

参加対象 当所共済制度にご加入の方(登録事業所番号が必要です)。未加入の方はお早めにご加入下さい。

 尚、当日は円卓自由席となっておりますので、ご同伴の方と同席などのご希望に添えない場合もございます。御了承下さい。

 日時 10月7日 午後6時開場、6時30分開演

 会場 十和田富士屋ホテルグランドホール

申込みお問合わせ 日本団体生命M十和田(営)TEL(22)7504

 

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