十和田商工会議所ニュース

『Frontier』より 1999年8月

重点要望3件・新規要望5件 県立馬術競技場の設置などを要望

youbou9908_1.jpg (4742 バイト)市が合同部会で状況説明

去る7月28日、十和田商工会議所において開催された合同部会の席上で、市当局は、当所の平成11年度の要望事項について回答及び進捗状況を説明した。この形式での合同部会は、会議所の要望事項がどの様に取り扱われているのか、会員一人一人に、より具体的に理解してもらうため、昨年度より開催されている。

youbou9908_2.jpg (4945 バイト)当日は当所の会員123名が出席する中、市長、助役、収入役をはじめ、市の部課長を含む21名が出席、要望の回答及び進捗状況を説明した。主に重点要望事項3件、新規要望事項5件について回答し、その後、継続要望事項を含む質疑応答の形式となった。

 

重点要望事項

1、焼山〜宇樽部間の新ルート建設促進について

市の12年度重点事業要望として県に対して要望している。県からは、青撫山バイパスが当面効果的と考え、12年度の事業採択に向けて進んでいるという回答。今後の推移を見ながら要望の方向で考えていく。(土木課)

2、八戸・十和田・奥入瀬ラインの整備促進について

同じく県に要望しているが、主要地方道八戸三沢線、国道45号は今後整備促進に努めるという回答を得ている。国道102号は、国道4号バイパスの整備により交通緩和が予想されることから、今後に注目するとのこと。市では引き続き関係各機関に要望していく。(土木課)

3、県立馬術競技場の設置促進について

当市の特性を生かした都市づくりのため、強く望まれるところ。県では、県全体のスポーツ施設整備についての検討の中で、当競技場の調査研究を進めるとのこと。今後とも積極的に誘致活動を進めていきたい。(生涯スポーツ課)

新規要望事項

1、十和田市・十和田湖町間の幹線連絡道路の早期完工促進について

十和田市と十和田湖町を連絡する道路整備である。当市区域は赤沼地区ふるさと農道緊急整備事業として県が事業主体で実施。全体事業費に対する進捗率は11年度までで約50%。14年度までの完成を県に強く要望する。(農村整備課)

2、稲生橋交差点、十和田工業高校前T字路及び一本木沢踏切の車両の渋滞解消について

稲生橋交差点については、国道4号十和田バイパス完成により通過交通量が減ると予想され、緩和されると思っている。工業高校前のT字路については、抜本的な対策が必要と認識。施策を県に対して要望していきたい。(土木課)

3、ゴミの減量と資源再利用のための行政の速やかな取り組みについて

一般廃棄物について、今年の10月からゴミ分別収集を実施(カン類2種類、ビン類3種類、紙パック、ダンボール、ペットボトル、その他プラスチックの9品目に、その他、ナベ・カマ等の金属類、紙類等々)。具体的には今後、広報や説明会でお知らせする。なお、平成12年4月から一般廃棄物処理の広域化のため、五戸地区との統合を協議していく。(生活環境課)

4、冬期間の歩道の確保について

歩道除雪については、通学・通勤路の確保を第一に、市道については、委託業者を増やすなど今後も充実をはかっていく。国道、県道についても歩道除雪の対応強化を申し入れていきたい。(土木課)

5、市立中央病院の増改築の推進について

今年4月に病院業務課内に病院建設事業準備室を設置し、建設準備に着手。現在病院職員による意見・要望を取りまとめており、終了後、院内検討委員会(医療設備、医療環境など基本的構想を策定)を設置。また、広く市民の提言要望を収集するために、(仮称)市民検討会議を設置するとともに、アンケート調査を実施したいと考える。これら検討会、運営審議会での審議答申を得、市議会全員協議会の承認を得た上で基本計画・実施計画を策定し、病院建設着工へ進めたいと考える。(病院事務局)


当所の重点要望(3項目)知事へ陳情 

知事に対する重点要望説明会(県連)

7月8日ホテル青森において、青森県商工会議所連合会(会長・梅内敏浩青森商工会議所会頭)主催で「知事に対する重点要望説明会」が開催された。各商工会議所は、それぞれが提出した最重点要望事項20件と、その他の重点要望事項45件の合計65項目について要望書を提出した。当所からは稲本会頭と田島副会頭、川上専務理事の3名が出席。去る7月1日に十和田市に要望した重点要望事項3件を、最重点要望事項として知事へ要望。県側からは次のとおり。

◎焼山〜宇樽部間の新ルート建設促進について

新ルートの調査・検討にあたって現状の改善と即効性を考慮した場合、青撫バイパスをまず整備するのが効果的と考えている。事業化に向けて今年度も調査を進めていく。

◎八戸・十和田・奥入瀬ライン整備促進について

1)東北縦貫自動車道八戸線と主要地方道八戸三沢線の交差点付近にインターチェンジの建設 インターチェンジの追加設置には、開発インターチェンジという手法があり、費用負担、採算性、交通量などから国土開発幹線自動車道建設審議会を経て決定される。今後の周辺開発の動向を見ながら検討、対処していきたい。

2)上市川地区のバイパス建設促進と六戸町米沢地区から長谷地区間道路拡幅改良整備の促進

主要地方道八戸三沢線は着工済みの上市川工区、張田工区に引き続き、今年度は張田工区の延伸約1km余に区間を伸ばして取り組む。また、六戸町米沢地区から長谷地区間道路については拡幅改良を考慮した交通安全対策事業により歩道整備に努めている。どちらも今後引き続き整備促進に努めていく。

3)・国道45号へ接続のため奥入瀬川「むつみ橋」の架け替え改築整備

既に着工している工区の工事の進捗をみながら、今後、検討が必要と考えている。

(以上土木部平岡理事)

◎県立馬術競技場の設置促進について

青森県のスポーツ振興方策の提言を踏まえ、引き続き十和田市と話し合いをしながら、調査・研究を進めていきたい。

(以上教育庁佐藤教育長)

継続要望事項

A、産業基盤の整備及び地域開発事業の推進

1.国道4号十和田バイパス南進部分の早期完工促進

2.高速交通体系に対応出来る道路網の整備促進

〔1〕整備新幹線八戸駅に直結する道路の建設促進

〔2〕むつ小川原地域までのアクセス道路の整備促進

〔3〕十和田市と三沢空港を結ぶ道路の早期完工促進

3.国際物流・貿易拠点港(FAZ)として整備されつつある八戸港へのアクセス道路の整備促進

4.国道102号沿線の交通混雑緩和のための道路拡幅整備推進について

5.国道102号と里の沢(高松病院)を結ぶ道路の整備促進

6.官庁街通り隣接周辺地域の市道の整備促進

7.太田牧場の南側〜白樺団地〜儀兵平〜里の沢を結ぶ路線の整備促進

8.稲生川沿い南側道路(七郷通り線から八郷通り線)の整備促進

9.国際熱核融合実験炉(イーター)誘致促進

10.国の合同庁舎建設計画に対する提言

11. 奥入瀬水系熊ノ沢川・熊の沢治水ダム建殻事業(熊ノ沢川)の建設促進

12.土木・都市工学を中心とした県立科学博物館の建設促進

13.私道の本格舖装整備推進方について

14.官公需における修繕工事の専門業者への直接発注継続方について

15 .道路上での公共事業における交通安全対策費の計上と交通管理費の積み上げ計算積算方について

16.公共事業の繰越工事の活用並びにゼロ市債の発行による発注の平準化について

17.公共事業の総合工事発注における元請負事業者に対する地元専門業者の一次下請負登用の指導方について

18.太素塚の環境整備促進

19.青森県の社会資本整備のための公共事業費の大幅な確保

B.地域経済活性化対策の推進

1.建設系廃棄物の公設処分場の整備促進について

2.十和田市の将来に向けての抜本的用途指定地域の見直し

3.雇用安定型の企業誘致促進について

C.商工業・サービス業振興対策の推進について

1.特定商業集積整備法に基づく集客・誘客施殻の整備促進

2.空き店舗対策の推進について

3.商店街の駐車場及び駐車帯の設置促進について

4.曜日・時間帯による路上駐車禁止緩和の要望について

5.大規模小売店舗立地法・改正都市計画法及び中心市街地活性化法に関する研究と意見要望の展開について


LOBO6月結果 マイナス幅縮小は一服 先行きに期待

日本商工会議所が7月2日に発表したLOBO(早期景気観測)調査

 産業別に見ると建設業では、「三月、四月は国の三次補正により仕事が増えた感じがあったが、ここにきて発注が途絶えた」と指摘しており、公共工事の早期発注を求めている。また、住宅建設から「大手ハウスメーカーに工事が流れており、市内の業者の仕事量は増えていない」などの声もある。こうしたことから「受注競争が激しく採算割れ工事もある」状況が続いている。

 製造業では、「秋の新車出荷の関連で仕事が入ってきている」(自動車部品)、「売上、採算、業況とも若干好転」(電子部品)などの指摘が一部あるものの、受注の減少や「受注単価の引き下げなどもあり採算的には厳しい」などが多い。また、「下げ止まり感はあるものの好転材料が見当たらず先行き不透明」などもある。

 卸売業では、発泡酒の売上が好調だが、総じて小売店の減少や消費の低迷などによる業況の悪化の指摘が多くなっている。

 小売業では、暑い日が続いたことから衣料を中心に夏物商品が好調であるが、引き続き客単価の下落や客数の減少などによる消費の低迷が多い。一部に「下げ止まり感が出てきている」ものの、「横這いで上向いていない」見方となっている。

 サービス業では、ソフトウエア関連が「受注増」としているものの、飲食、旅館で引き続き「週末は人出が見込めるが平日は激減」など客数の減少や客単価の下落を指摘している。先行きについては、夏休みに対する期待から現状より好転するとの見方となっている。

ブロック別・全産業業況DI(前年同月比)の推移

11年1月 2月 3月 4月 5月 6月 先行き見通し7〜9月

全国▲58.9▲56.2▲49.2▲45.9▲46.0▲46.7▲31.2(▲51.6)

北海道▲55.3▲44.0▲34.8▲29.2▲29.6▲23.0▲19.9(▲49.0)

東北▲64.2▲65.1▲47.0▲46.1▲42.4▲38.1▲31.3(▲55.5)

北陸信越▲53.7▲62.8▲47.0▲46.1▲51.1▲46.2▲46.7▲24.7(▲50.0)

関東▲57.7▲55.1▲49.0▲46.2▲50.5▲46.1▲27.5(▲52.1)

東海▲61.9▲66.9▲57.1▲47.2▲46.3▲50.9▲40.4(▲54.1)

近畿▲69.7▲61.9▲54.6▲53.6▲51.8▲57.1▲39.6(▲58.0)

中国▲56.8▲52.8▲58.2▲52.9▲48.9▲53.6▲40.8(▲54.2)

四国▲62.3▲53.1▲51.3▲47.5▲51.3▲56.2▲28.9(▲42.7)

九州▲47.7▲44.5▲40.3▲34.2▲35.1▲42.3▲28.4(▲43.8)

業況DI(前年同月比)の推移

11年1月 2月 3月 4月 5月 6月 先行き見通し7〜9月

全国全産業 ▲58.9▲56.2▲49.2▲45.9▲46.0▲46.7▲31.2(▲51.6)

建設▲58.6▲53.1▲41.1▲45.4▲41.2▲45.1▲33.5(▲55.5)

製造▲62.9▲61.7▲52.5▲50.5▲49.7▲48.6▲31.7(▲51.8)

卸売▲51.4▲44.5▲40.9▲35.6▲41.7▲46.2▲25.4(▲51.4)

小売▲60.6▲57.9▲52.6▲46.8▲51.0▲47.3▲34.7(▲52.3)

サービス▲55.6▲54.8▲49.8▲44.3▲40.2▲45.1▲27.1(▲47.8)

東北全産業▲64.2▲65.1▲47.0▲46.1▲42.4▲38.1▲31.3(▲55.5)

※「先行き見通し」は当月に比べた向こう3ヶ月の先行き見通しDI( )内は昨年4月の先行き見通しDI〈以下同じ〉


官民一体となった取り組みを 

新幹線八戸駅開業協議会9月2日設立総会設立の準備会開催

「東北新幹線八戸駅開業協議会」設立準備会(笹垣正弘委員長)の第1回打ち合わせ会が7月7日(水)八戸商工会館において開催された。

 構成委員は、関係する商工会議所・商工会連絡協議会の他、八戸ホテル協会やハイヤー協会、三八五バスMなどから38名。当日はオブザーバーとして青森県、岩手県地方振興局(久慈、二戸)、八戸地域広域市町村圏事務組合、八戸市からも出席し、組織の体制や発起人、今後の日程など、準備会の役割や開業協議会設立に向け、基本的事項についての打ち合わせとなった。

設立準備会設置の趣旨

 同駅の開業は、八戸圏域や十和田湖、北奥羽、下北、三陸沿岸地域等へのアクセス・玄関口として、産業経済、文化、教育、観光、情報などによる人的交流の他、地域振興に大きな役割を果たす非常に意義の高いものである。反面デメリットも引き出す。貴重な人材や財産が流出するいわゆるストロー現象、中央資本進出による競争激化、都市圏間の競争など課題も多く、地域の魅力と埋もれている観光資源の発掘と活用、広域観光ルートなどについても真剣に考える時期にきている。

 新幹線がもたらすメリットを最大限に引き出し、地域振興につなげるために各関係団体が一致団結し、官民一体となった取り組みを進めることが最も重要と考え、「東北新幹線八戸駅開業協議会」を組織し、新幹線への対応と、地域振興に取り組むことが目的。

設立準備会の正副委員長

▽委員長 笹垣正弘(八戸商工会議所企画委員長)▽副委員長 川上堅志郎(十和田商工会議所専務理事)外舘吉右衛門(久慈商工会議所専務理事)瀬川素之(むつ商工会議所専務理事)立花岩男(三戸郡商工会連絡協議会事務局)長畑清作(上三地区商工会連絡協議会事務局)杉沢茂夫(南部圏まちづくり推進協議会副会長)野沢浩司(八戸商工会議所企画委員会副委員長)

 東北新幹線八戸駅開業協議会の設立総会は平成11年9月2日の予定。八戸・十和田・久慈・むつの会議所会頭及び三戸郡・上三地区商工会連絡協議会の会長を発起人として、全88の団体や企業に、そしてオブザーバーとして行政に参加を呼びかける。


活彩あおもり 若年者雇用奨励金

《対象事業主》常時雇用する労働者が300人以下で、次のいずれにも該当。

(1)雇用保険適用事業の事業主

(2)県内に事業所を有している。

(3)若年者(25歳未満)を(2)の事業所で新たに1年を超えて継続雇用し、常用労働者が増員となっていること。但し、常用労働者のうち60歳以上で定年退職及び自己退職した者の補充のために雇用した場合は、事業所の常用労働者の数を維持していること。

(4)県税・市町村税を完納。

(5)労働環境や福利厚生の改善等に奨励金の2分の1相当額を充てていること。

《助成金額》  若年者1人につき増員20万円、維持10万円。

《手続き》   雇用保険適用事業所の所在する市町村へ。

《問合せ》  十和田市商工観光課 TEL(23)511l


第12回十和田市発明工夫展開催及び作品募集

《開催期間》  9月10日〜12日 9時〜18時

《開催開場》  十和田市民文化センター

《応募資格》  県内在住の高校生以上

《申込期限》  9月7日まで

《問合せ》   十和田市商工観光課 TEL(23)511l


青森雇用ネットフォーラムとセミナー開催

 地域づくりと企業経営のあり方を考え、雇用面からの活性化支援策について情報提供。

◎フオーラム「にぎわいのある地域づくりと企業経営」

(講師)田中哲氏 八戸大学商学部教授

◎セミナー(説明会)「(財)産業雇用安定センターの業務概要について」

(財)産業雇用安定センター

「創業・異業種進出のための助成制度について」

雇用促進事業団雇用促進センター

《日時》8月26日13時30分〜15時30分

《場所》十和田商工会議所5階会議室

《申込み》青森雇用促進センター TEL0177(77)1234


21あおもりベンチャービジネスコンクール99

 県内における創造的事業活動を促進するために、開業するための起業化プランや新規事業に取り組もうとする事業化プランを募集。

《募集期間》  7月1日〜8月31日

《募集部門・支援内容》

「21あおもり起業家推進奨励部門」入選プランへの補助金

(経費の1/2以内、上限500万円)

「21あおもり起業家育英部門」入選プランへの育英資金

(各100万円と若手(学生)には米国研修派遺)

《問合せ》  県商工政策課TEL0177(34)9366

(財)あおもり創造的企業支援財団TEL0177(23)1021


融資利率情報

マル経の金利は年2.05%

マル経(小企業等経営改善資金融資)の融資利率が年2.05%に変更されました。(平成11年7月16日より)

融資対象 

商業・サービス業の場合 常時雇用が5人以下  

製造業・建設業等の場合 常時雇用が20人以下

融資限度 ・運転資金・設備資金に対して最高550万円 他、別枠450万円以内利用可

返済期間 ・運転資金→5年以内 ・設備資金→7年以内

申し込みは当所(24-1111)相談所


角川博ショー 

会場.十和田富士屋ホテルグランドホール

日時.10月7日 午後6:00開場 6:30開演

10月7日 豪華景品当る! お食事会

十和田商工会議所生命共済発足30周年記念

第12回十和田商工会議所共済制度加入者大会

加入者の夕べ チケット販売

 当所の共済制度にご加入の皆様へ、日頃の感謝を込めて、恒例の共済制度加入者大会を開催いたします。

 今年は当所の生命共済発足30周年を記念して、食事をしながら、豪華景品が当るお楽しみ抽選会と「角川博ショー」をお楽しみいただきます。是非ご参加下さい。

参加料 1名8000円。チケットは8月9日から会議所共済の”日本団体生命”十和田営業所窓口で販売。先着500名。

参加対象 当所共済制度にご加入の方(登録事業番号が必要です)。未加入の方はお早めにご加入下さい。

申込みお問い合わせ 日本団体生命十和田(営)TEL(22)7504

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