十和田商工会議所ニュース

『Frontier』より 1999年3月

平成10年度市への要望

市当局は前向きな見解

経過・進捗状況説明会に会員137名  

bukai9903.jpg (11795 バイト)稲本会頭は合同部会開催にあたり、次のとおり述べた。  

「政府の景気回復最優先の総合経済対策の効果で、不況は底を打ったという見方もあるが、確かに設備投資の減少などはあるものの、公共事業は順調に増加し、個人消費も一部 改善の兆しが見られ、いく分明るい動きも見える。堺屋企画庁長官は、個人消費が回復し 、設備投資が後追いするという米国型景気回復のシナリオを想定しているようであるが、設備投資の停滞が予想されるため、回復前に公共投資や個人消費が息切れするという悲観 論も根強い。しかし、県連(青森商工会議所連合会)の梅内会長は『行動すれば明るくなる。景気回復は青森からをモットーに、我々商工会議所は大いに行動しよう』と話していた。我々のスローガンも『信頼され行動する十和田商工会議所』である。これまで以上に積極的な行動を心掛けたい」とした。  

また、「平成10年度の事業計画も皆様のお力添えにより、順調に進んでいる。中心商店 街の活性化についても近代化促進検討委員会で検討を重ね、商店街の皆様と相談しながら 現在取りまとめ中。市では、来年度、中心市街地活性化法に基づいた基本計画づくりに着手すると聞く。この2〜3年が正念場だろう。また、会議所の重要な使命である意見活動 については、県連及び日商を通じ、国県等に積極的に働きかけ、経済対策や街づくり3法にも我々の要望を大きく取り上げてもらっている。新幹線八戸駅開業に向け、アクセス道路が必要と、2市3町による期成同盟会をつくり、各方面に働きかけて来た。知事からは 、その重要性は十分認識しているとの回答をいただいている。なお、市に対する要望についても、経過等について、本日直接皆様にご説明いただくことになっている」と語った。

 最後に「当所では一昨年インターネットプロバイダーを手掛け、多くの利用者に喜ばれ ている。次なる情報手段として、阪神大震災の時、大きな力を発揮し、その価値が見直さ れているコミュニティFMの開局を検討している。狭い範囲の放送ではあるが、利用価値 の高いものと認識する。広く会員の皆様の意見を伺い進めていきたい」と加えた。  

各部会長が各部会でまとまった要望項目を口頭で発表し、その後、昨年12月、市へ提出 した平成10年度の要望事項26項目(Frontier2月号P3参照) について、市長、 収入役、教育長そして各部長出席のもと、それぞれの担当課長から、市当局の見解を含めた事業の経過・進捗状況等についてご説明いただいた。

ほとんどの項目については、「関係機関との折衝を検討」または、「積極的に働きかけて行く」など概ね前向きな回答を得ることが出来たが、要望事項A13「土木都市工学を中 心とした県立科学博物館の建設促進」については、市の重点要望事項として既に県へ県立 馬術競技場を要望しており、早期実現を要望させるため、その要望の考えはないとの説明 があった。  

今回の経過説明の詳細は、後日会員の皆様にお知らせする予定。要望事項は概ね市当局に受け入れてもらえた形となった。  

最後に、川上専務理事が、地域振興券について「この機会に市内の商業活性化につなげ るべく、市からご援助をいただき、今年4月と6月に大売出しを検討中」と報告を付け加 え、部会は終了。懇親会へと移った。  


LOBO 1月結果

日本商工会議所2月1日発表のLOBO(早期景気観測)

景底入れになお不透明感   改善の兆しも  

全産業合計の業況DIは全体的な景況感は建設業と小売業で業況DIのマイナス幅が前 月水準に比べ若干拡大したものの、他の3業種でマイナス幅が縮小したことから全体のマ イナス幅が縮小しており改善の兆しが伺われる。しかしながら、この5ケ月間のマイナス 水準の縮小幅は8ポイントと改善のテンポは鈍く、また、先行きへの期待感や景気の下げ 止まり感を指摘する声が寄せられる一方で、建設業から住宅建設等民需の低迷が指摘され ているのをはじめ、製造業からは受注の減少、卸売業からは、消費の低迷に加え、小売業 者の減少による売上減、小売業からは消費者のセール慣れによる消費の低迷、サービス業 からは客単価の下落や客数の減少を指摘する声も多く、中小企業の景気底入れかどうか判 断するには未だ不透明感が強い。  

向こう3ケ月の先行き見通しは、全産業合計で▲45.7と現状(▲58.9)より好 転するとの見通しとなっているものの慎重な見方となっている。  

景気に関する声としては、第三次補正予算関連の公共工事執行や地域振興券・住宅取得 促進税制拡充の効果を期待している。


社会の変化に応じた新しい働き方

改正労働基準法のあらまし

昨年9月に公布された「改正労働基準法」は、社会の変化に応じた働き方や、職業生活と家庭生活の調和、労働時間短縮の環境づくりを目指すためのものとなっています。内容を十分ご理解いただいた上、各職場で就業規則や労使協定の変更を適切に行うことが求められています。

改正の概要

1)労働契約期間の上限の延長  2)労働契約締結時の労働条件の明示   3)退職時に請求できる証明書  4)1カ月単位の変形労働時間制の変更   5)1年単位の変形労働時間制の変更 6)一斉休憩の例外    7)長時間にわたる時間外労働の抑制  8)年次有給休暇の付与日数の引き上げ   9)就業規則に関する制限の廃止 10)法令等の周知義務  11)過半数代表者

各項目の詳細については、労働安全情報センターのホームページをご覧下さい。


Spring Party

内容   在住外国人及び基地からの外国人とのパーティー

日時 3月14日(日)12時〜

対象 十和田市内・及び市周辺の方どなたでも

場所 十和田市東公民館

会費 会員無料、一般500円

持ち物 食べ物1人1品持ち込み歓迎

締め切り 3月11日(木) 主催・申込先 十和田国際交流協会TEL24−1230


英会話講座 日本語講座

英会話講座

内容 地域内在住の方のための英会話

日時 4月7日から4ケ月間 午前10時〜12時、午後7時〜9時

場所 十和田市東公民館

定員 午前・午後各30名

経費 月2500円プラス入会金

条件 十和田国際交流協会入会のこと

その他 月に1回ぐらいパーティーなどあり

日本語講座

内容 地域内在住の方のための日本語講座

日時 4月11日から 午後1時〜3時30分

場所 英会話講座と同じ

定員 なし

経費 後日詳細

その他 年に2〜3回パーティーなどあり

締め切り 3月31日(水)


介護保険法のしくみについて講習会

日時 平成11年3月19日(金)14時30分〜16時30分

場所 八戸プラザホテルアーバンホール「あずさの間」 八戸市柏崎 TEL0178(44)3121

テーマ「わかりやすい介護保険法」のしくみについて

講師 加賀俊樹氏 青森県介護支援専門員指導者(歯科医師)

受講料 無料

申込先 青森県商工観光労働部労政課労働福祉班(担当三上)TEL0177(34)9 398


消費税・地方消費税の確定申告は正しくお早めに  

個人事業者の方の消費税及び地方消費税の確定申告と納税は三月三十一日(水)までですので、正しくお早めに申告、納税してください。なお、手続き等についてお分かりにならない点がありましたら、最寄りの税務署又は税 務相談室にお尋ねください。

税金電話相談TEL0177(34)2299  

タックスアンサーのコード番号は、〔六一二一〕(納税義務者)、〔六六〇一〕(申告と納税)などです。


融資利率情報

マル経の金利は年2.6%

マル経(小企業等経営改善資金融資)の融資利率が年2.6%に変更されました。 (平成11年1月8日より)

融資対象 

商業・サービス業の場合 常時雇用が5人以下

製造業・建設業等の場合 常時雇用が20人以下

融資限度・運転資金・設備資金に対して最高550万円 他、別枠450万円以内利用可

返済期間 ・運転資金→5年以内 ・設備資金→7年以内

申し込みは当所(・24−1111)相談所

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