十和田商工会議所ニュース

『Frontier』より 1997年11月

第18回優良商工従業員表彰 11月20日開催

ゲストに「スパギャンでお馴染み」の歌真呂

 当所主催の第18回優良商工従業員表彰式が、 11月20日 (木) 午後4時30分から十和田商工会館で開催されます。
 この表彰は、 昭和38年に第1回目を行なってから隔年ごとに実施しており、 今年で18回目を迎えます。 商工会議所会頭の被表彰者は、 民間における表彰表敬行為のうち高く評価され、 最も権威のあるものとされています。
 また、 本年度は表彰式終了後、 祝賀会が開催されますが、 ゲストに全日本そっくり大賞グランドチャンピオン大会優勝など現在テレビなどで大活躍中の、 ものまねパフォーマー 「歌真呂」 がお祝いにかけつけます。
 被表彰者の推薦をしていない会員事業主の皆様もご参加できます。 多数のご参加をお願いします。 (写真は平成7年度優良商工従業員に祝辞を述べる稲本会頭)

表 彰 式 日 時  平成9年11月20日 (木)
受     付    午後4時30分〜午後5時
表  彰  式   午後5時〜午後6時
祝  賀  会   午後6時〜
場     所    十和田商工会館
事業主参加会費  5,000円

十和田商工会議所優良従業員表彰規定 (抜粋)
第1条 本商工会議所の会員事業所の従業員であって次の各号の1に該当するものはこの規定により表彰する。
1. 現在の事業所において、 勤務5年以上にわたり業務に精励であって、 他の模範となるもの。
2. 特に技術が優秀であり、 他の模範となるもの。
3. 事業所において、 作業能率の改善増進を図り生産の増強に寄与したもの。
4. 商工業に従事するもので親切丁寧を旨とし市民生活の明朗化に寄与したもの。
5. 取引の改善又は販路の開拓に著しく功績のあったもの。
6. その他商工業の振興発展に著しく功績のあったもの。


第1回村おこしリーダー養成研修会

 当所では、夢と魅力ある「みどりと太陽のまち」十和田市を創造するために、 村おこし事業をスタートさせました。 共に考え、 共に育つことを念頭に、 村おこしリーダーの養成研修会を開催します。


講師 (株)PH総合研究所 代表取締役 倉重忠男氏
日時 11月11日(火)  午後3時から
場所 十和田商工会議所2階議員サロン
参加料 無料
※申込み問合わせ先 当所中小企業相談所 24−1111


十和田市民文化センターで八戸・十和田・奥入瀬ライン整備促進決起大会

 当市の将来にとって是非とも必要な、 新幹線八戸駅へのアクセス道路となる八戸・十和田・奥入瀬ラインの整備促進決起大会が10月27日に十和田市民文化センターに約1200名が集い開催された。
 決起大会は、 関係市町の十和田市長、 八戸市長、 五戸町長、 十和田湖町長、 六戸町長等、 同期成同盟会設立発起人会メンバーのほか来賓に県知事、 地元国会議員、 県議会議員、 建設省青森工事事務所長を迎え、 熱気のある決起大会となった。
 また、 大会決議として 「新幹線八戸駅と上十三地域とを結ぶ主要地方道八戸三沢線、 国道45号、 国道102号の整備促進を早期に図ること。」 など4項目が採択された。


おめでとうございます
十和田市文化功労・奨励賞

 十和田市教育委員会では、 平成9年度の文化賞並びに功労賞・奨励賞に5人2団体を選んだが、 当所関係者から文化功労賞に広報対策委員の日野口晃さんと文化奨励賞に職員の三浦祐子さんが選ばれた。

文化功労賞 ふぉるむ美術教室  主宰 日野口 晃 さん

 昭和60年に 「ふぉるむ21」を組織し後進育成に尽力している。 絵画のほかにも文芸、 音楽など幅広く文化活動を展開している。 昭和62年度は文化奨励賞も受賞している。 現在、 当所会報「Frontier」の表紙の絵も担当している。

 

文化奨励賞 当所職員 三浦祐子 さん

 近年、 書道の 「調和体 (読める書)」 作品に取り組み、 日本書芸院展入選、 本年度、 読売書法展の調和体部門で特選に選ばれた。

 

 


大正デモクラシーの旗手 吉野作造を生んだ町
古川市にて 「東北ブロック大会」

第16回商工会議所青年部東北ブロック大会が10月8日、 宮城県古川市で開催された。 全東北43YEGの参加の中 (登録約630名) 当十和田YEGは6名の登録、 参加となった。 一行は、 8日朝、 一台の車に乗り合い目的地古川へ向うこととなった。
 米どころ古川市は、 大正デモクラシーの旗手として有名な政治学者、 吉野作造を生んだ町として有名。 記念館は博士の人柄や業績を伝え、 今後の日本と世界について考えるミュージアムとして設立された。 隣接する和風の大きな建物を覗いてみると、 祥雲閣という県北随一の本格茶庭である。 趣深い枯山水の庭園に入ると、 「龍華庵」 という本格的な格式のある茶室があった。 中に入り説明を受けながら、 しばし日本の伝統文化に聞き入るメンバーの顔があった。
 記念式典が終わると、 懇親会、 宴席にて、 今回の目的の一つとも言える全国 (青森) 大会のプレゼンに、 十和田YEGのメンバーを含む青森県連総勢約130名がステージに上り、 盛大なPRとなった。
 翌日は、 近隣、 石巻市や金華山方面を視察し、 帰路につくこととなった。 帰りの車内は来るときほどの元気はなかったが、 勢力的な二日間となった。


十和田YEG「地域連携軸委員会」とは!

 会員の皆様、 こんにちは。 この紙面を利用し、 青年部の 『国土・地域連携軸委員会』 の御紹介を致します。 地方の時代になりつつある今日、 広域的な視野に立ち、 東北地方の活性を促す為の勉強をしている委員会であります。 東北六県を三本の横軸によって三つの広域エリアを構築し、 青森県は北東物流Aラインに位置し、 岩手県久慈市、 秋田県大館市を最南端として、 連携を模索しています。 各単会には、 観光、 文化、 物産、 人 (頭脳、 技術) 等、 商売の素材があります。 それらをコンパスの径を広げることにより、 効果を期待できるものと思っております。 当委員会に夢あり!!
 尚、 先日10月4日 「北東物流Aライン連絡協議会」 が弘前にて開催され、 出席してまいりました。 第7回の研修会が11月15・16日能代市 (能代YEG主管) にて開催される予定。
(文 副会長 中野渡 勝孝)


YEG県連役員会報告

 去る9月25日(木)、 黒石市グリーンパレス松安閣にて青年部県連役員会が開催された。
 当YEGより会長他2名計3名の役員が出席、 次の議案が審議され、 内定した。
・平成10年度青森県連会長として青森YEG倉橋会長。
・平成10年度商青連出向役員は青森YEG、 東北連出向役員は青森・黒石・弘前のYEG。
・本年度の県知事との懇談会は、 全国大会を控えた青森YEGが知事と日程等交渉。
 その他、 全国大会を控えて、 要綱等おおよその (案) が提出された。 又、 それに関連して各大会への登録要請や、 物産展出展等、 来年度へ向けての準備が着々と進んでいる。


会員募集中 「YEG」

YEGとは「YEG」 (若き企業家集団)

 商工会議所青年部の英語名 (Young Entrepreneurs Group) の頭文字をとったもので、 同時に商工会議所青年部の持つコンセプト (若さ、 情熱、 広い視野を持った経営者=Youth、 Energy、 Generalist) を表わしております。

〜 当YEG入会ご希望の方は 〜
・年 齢   50歳まで
・年会費  12,000円
・連絡先  十和田商工会議所青年部 24−1111


日商稲葉会頭青森市で記者会見

青森県経済の現況・観光・新幹線問題などコメント

日本商工会議所は10月16 日青森市で第 462 回常議員会を開催した。 その後稲葉会頭は記者会見を行ない、 記者団の質問に対し次のように述べた。 (質問の一部・コメントは次のとおり)

記者:青森県経済の現況と今後の見通しについてうかがいたい。
会頭:青森県経済は、 全国のGDP の1%を占め、 他の県と違う要素もあるが、 日本経済全体の傾向と大きな相違はないと思う。
 日本銀行青森支店および青森銀行の取りまとめた景気概況によれば、 青森県の景気は、 消費税率引き上げ等の影響もあり、 住宅投資や個人消費関連の一部に弱い動きがみられるが、 総じてみれば緩やかな回復基調にある。 しかし、 そのテンポはこのところやや鈍化している。
 製造業は、 順調に伸びている部分もあるが、 非製造業が悪化するなど二極化がすすんでいる。 公共事業の発注は全体でみると落ち込んでいるが、 青森県については堅調に推移しているようだ。
 一方消費需要面は、 8月の自動車販売台数をみると、 平成5年10月以来46ヵ月ぶりに大幅な減少を記録し、 消費税率の引き上げがあった本年4月以降5ヵ月連続で前年割れとなっている。 また、 8月大型小型店販売額も、 4月以降、 5ヵ月連続で前年比マイナスだが、 ウエートの大きい衣料品、 食料品、 家庭用品で、 このところマイナス幅が縮小していることもあり、 全体でもマイナス幅が縮小している。
 8月の民間住宅着工件数は、 前月に引き続き大幅な減少となった。 特に持ち家が3ヶ月連続2桁マイナスで、 大幅減少の主因となっている。
 全般的に、 消費税引き上げの後遺症が回復しておらず、 自律的回復に至っていないのは全国も青森県も同様である。


記者:青森県は来年度、 観光振興による経済波及効果を狙いに「文化観光立県」を宣言する。 これに対する評価と、 宣言にあたっての課題は何か。
会頭:全国的平均や関東地方などと比べ、 青森県は観光資源や自然の景観に恵まれている。 従って、 観光資源を開発し、 経済の活性化に結びつけ、 それがさらに文化的活動に及ぶのは結構なことだ。
 本日の会議でも話題になったが、 もっと多くの人が青森県を訪れ、 自然に触れるために、 観光資源の整備とあわせ、 そうした宣言をするのは時宜を得たものだと思う。 しかしそのためには、 日本全体で外国からの観光客などが減少している中で、 青森県を日本全体の観光システムの中に位置づける必要がある。 日本に来たら必ず青森にも来るというような仕組みを考えるべきである。 そうした意味でもこの宣言を機に、 今後の努力によって楽しみな結果が得られると思う。


記者:東北新幹線八戸〜青森間の着工見通しについて、 どのようにお考えか。
会頭:戦後、 新幹線網が国内に広がって経済の活性化に大きな役割を果たしてきた。 東北・上越新幹線が完成した当時は批判的な意見もあったが、 現在はいつ乗っても満席状態である。 中央と地方を結ぶ動脈として、 新幹線が地域の活性化に役立つのは事実である。
 先日の政府・与党の整備新幹線検討委員会で、 未着工区間の着工順位の選定では、 東北新幹線の八戸〜新青森間の延伸が候補として優先的挙げられている。
 ただ、 JR東日本が並行在来線の経営分離などを前提に着工の同意を示しているように、 今後は地元自治体・住民などとの話し合いも必要となろう。 それらの問題を円満に解決し、 一日も早く着工されることを望んでいる。
 〔質問、 コメントは次号へ続く〕

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